阿部・桑田は水面下で"手打ち"済み ゴジラ松井「監督辞退」で三つ巴裏抗争

当初、巨人は阿部監督が任期満了となる2026年で退任し、松井氏への円満バトンを描いていた。しかし戦力不足と家族の強い反対で立ち消えに…。

「チームが勝つための人事なら、おそらくは受けたが、チームの人気を取り戻すための非常措置というのでは…。今のチーム状況は長嶋監督1年目と酷似している。人気は爆発したが、選手・長嶋の引退で戦力がダウンし最下位に…。その覆轍を踏むことを憂慮して(監督受諾は)今じゃない。そう判断したのでしょう」(松井氏に詳しい記者)

桑田氏のオイシックス転身は「実は読売のあっせんによるもの」というからだ。

当初、巨人は球団フロントへの異動で阿部氏との確執の収拾を図ったが、桑田氏が断固拒否。次善のアイデアが新潟でのトランジットだったという。

それを物語るように桑田氏のオイシックス入団会見は読売グループと関係が深い東京ドームホテル。その後、指導した野球教室も東京・稲城市のジャイアンツタウンスタジアムで開いた。

「いずれ戻すという保証があればこそ、桑田氏はこれまでとは比べものにならない契約条件にもかかわらず、快くオーダーを受けた。そこに巨人のポスト阿部政権と桑田氏の野心が重なる」(冒頭の放送局幹部)

オイシックスで"桑田イズム"を進化、完成させるには、少なくとも2〜3年かかる。この間の巨人は阿部監督続投となり、阿部氏にもメリットがある。

反目する両者が手打ちした背景は、ここにある。

巨人は監督の順番を「阿部氏→松井氏」から「阿部氏→阿部氏→桑田氏→松井氏」に修正。