自動車大手スズキは11日、アフリカサッカー連盟とスポンサー契約を結んだ。12月に開幕する国別対抗のアフリカ選手権をはじめ、クラブチームのチャンピオンズリーグなど4大会を支える。将来の成長を期待するアフリカ市場で知名度を高め、地歩を固めたい考えだ。

 浜松市の本社に隣接する企業博物館のホールでグローバル・パートナーの契約締結式を開いた。スズキの四輪車部門の欧州・中東アフリカ本部長、加藤祐輔常務は「サッカーを愛するすべての人々の暮らしに寄り添い、移動の楽しさと生活の豊かさをお届けしたい」と話した。

 スズキは世界で300万台以上の自動車を販売する。そのうちアフリカは10万台あまりにすぎないものの、潜在成長率の高さに着目し、「次なるインド」の候補の一つと位置づけている。

 アフリカ選手権は15億人を超えるテレビ視聴者があり、170カ国以上で放送・配信されるという。スタジアムでの広告のほか、様々な販促にもつなげ、「まだまだ十分とは言えないスズキの知名度を高めたい」(加藤氏)としている。

 アフリカサッカー連盟のヴェロン・モセンゴ・オンバ事務総長は「日本とアフリカとの協力を深める意義が大きい」と強調。アフリカでのスズキのイメージは「高品質で信頼性が高い」だが、大会を通して「評判も人気も大きく高まるだろう」とも話した。