阪神の中野拓夢内野手(28)が1日、兵庫県西宮市の甲子園球場一塁ブルペンで、甲子園歴史館による特別イベントのトークショーに参加した。定員200人に対して、応募は3000人。中野は軽妙なトークで、競争倍率15倍を乗り越えて当選した参加者を盛り上げた。

 ライバル球団の主砲との縁も明かした。巨人・岡本和とは同じ1996年生まれ。23年のWBCでは日本代表のチームメートとして戦い、親交を深めた。

 シーズン中には同じく同学年の阪神・植田も交えて、3人でスマホのゲームをやる間柄だという。「ボイスをつないで一緒にゲームをやったりします。光景は見せられませんけど(笑)。ご飯に行ったりもしているので仲がいいですね」と話した。

 ただ、上から物を言われるようで、中野が安打を放つと塁上では「おまえ、打つなや。俺にも打たせろや」と言われているという。

 また、今年の球宴のホームランダービーでは岡本和の打撃投手を務めたが、「『やってくれや』みたいに言われて。全力で拒否したんですけど、『マジでやれや』って言われてやりました」と裏話を披露すると場内は笑いに包まれた。