門別は普通の中学生だった
特に代わり映えしない日常を送っている
ある日、英語教師をしていた私は
「門別、英語の教科書は?」と尋ねた
「部活が忙しくて忘れました。」
と不貞腐れた感じもなく、淡々としていた。

野球の才能があればいいのか?と問いかけたかったが止めた
その後、門別はみるみる頭角を現し、プロスカウトに注目される選手に

ドラフト会議の受付をしていた私が、
「お前、自信はあるのか」と聞くと
「当然あります!」と語気を強める

今日、投手コーチをしている私が
「門別、緊張するなよ」と言葉をかけると
「当然やってやりますよ」とかえってきた