取材に応じた井上二軍監督は「試合前に(佐藤輝が)俺のところにあいさつに来てくれたよ」と振り返った上で「監督のためにとかチームのためにとかよりもさ、お前個人の将来のためにも、タラタラしたりエラーした後にしょぼくれた顔したりとかな。ハツラツとやらないとお前が損するぞ」とファームのグラウンド上で〝望まぬ再会〟を果たしてしまった元・教え子に助言を送ったと明かした。

 全身の血をドラゴンズブルーに染め直した今もタテジマの背番号8は、かわいく、気になる存在。「降格の原因をつくってしまったのは本人。厳しい措置を取られてしまったのも当然かもしれない。だからこそ、そこから反発して頑張らないとな」

 井上二軍監督も、阪神在籍時代は「このままでは『並の選手』で終わってしまうぞ」など、厳しい言葉を度々投げかけ、佐藤輝に奮起を促してきた。