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元巨人ドラフト1位・辻内崇伸、いまだから語れる高校時代の真実
──高校時代にも連投が原因でけがをしたとのことですが、その点について聞かせてください。
2年生の夏に、一度だけ肩のけがをしました。大阪府大会で、準々決勝、準決勝、決勝と連投することがあったんです。準々決勝くらいから肩が痛かったのですが、我慢して投げ続けました。
試合前は、薬を飲んで、注射を打って、針を打って、アイシングをして……。いろんなことをしていました。とにかく痛みがひどくて、試合の不安よりもそっちが先にありました。マウンドで汗がブワーッと噴き出ていましたから。尋常じゃない痛みの中で投げていましたね。
──そんな状態でも、西谷(浩一)監督には肩の痛みについて話さなかったのでしょうか。
まあ……、言ってはいました。ただ、夏の大会、甲子園をかけた最後の試合ですから。監督からは、「そんなことで、お前降りるのか」と言われたというのが裏話で(笑)。ただ、それ以前にも3連投、4連投をしたことはありますし、肩を痛めてもノースロー調整で治っていました。だから、監督としても大丈夫だろうなと思っていたんでしょうね。