【阪神】スプリットが武器の新守護神候補右腕獲り動く 前パイレーツ3Aのジェレミー・ビーズリー投手

阪神が新外国人として前パイレーツ3Aのジェレミー・ビーズリー投手(27)の獲得に動いていることが19日、分かった。高知・安芸キャンプで岡田彰布監督(64)は名前を明かさず「(候補リストで)ボール自体は一番。変化球も良かったな」と示唆し、189センチの本格派リリーフが判明。メジャー通算18試合で奪三振率12・04を誇り、未定のクローザー候補に挙がる。

 ビーズリーは今季ブルージェイズで9試合に登板して0勝0敗、防御率4・80。後半はパイレーツ3Aでプレーした。最速156キロで直球の平均球速は152・5キロ。落差の大きなスプリットを武器とする。変化の大きなスライダーも操り、メジャー通算24回2/3で33奪三振。3A通算でも奪三振率10・49の投球は終盤の要所にふさわしい。

 また、岡田監督はブライアン・ケラー投手(28)=前レッドソックス3A=の獲得が近いことを認めた。192センチのスリークオーターで先発タイプ。「右(打者)は打ちづらい印象。コントロールええよ」と期待した。メジャー経験はないが、150キロ前後の直球にカットボール、チェンジアップ、カーブと多彩。ローテーションの一角を期待される。