17年にDeNAのエース・山口俊、18年にセ・リーグの本塁打王・中日ゲレーロ、19年は5年連続負け越し中の広島から主軸・丸佳浩、今年に至っては唯一勝ち越せなかったDeNAから2名・梶谷井納…毎年のようにライバルチームの中心選手を獲得してきた巨人。
「巨人は自分の弱点を補うというより、ライバルチームの戦力を削ぐことが目的になっています。
有力選手を削ぐことができれば、例え巨人で活躍できなくても他チームの戦力は確実に落ちる。結果としてセ・リーグ全体の劣化に繋がっています。
パ・リーグの各チームは、補強もしますが育成もしっかりしています。セに比べ戦力が拮抗しているので、各チームに競争力がありリーグ全体のレベルが高められている。
最近、交流戦や日本シリーズで圧倒的にパが優勢なのは、育成し切磋琢磨するでもなくカネにものを言わせライバルチームをひたすら削ぎ続ける巨人という特異な球団の存在が大きな要因であるといえます。」