高校1年以来の公式戦で150キロ…独立リーグに現れた“謎のサイドスロー右腕”の正体とは?

男がベールを脱いだのが、リーグ戦初登板となった6月26日の茨城アストロプラネッツ戦。8回から
3番手としてマウンドに上がると、2つの三振を奪って三者凡退。完璧なデビューを果たしてみせたのだ。

結果はもちろん、圧巻だったのがその内容である。サイドスローから投げ込むストレートは、栃木
球団が計測したスピードガンで最速150キロをマーク。投じた12球のうち10球がストレートだったが、
全て147キロ以上の数字を叩き出したのだ。

大学生や社会人を見回しても、これだけスピードのあるサイドスロー投手はなかなかいないだろう。
テイクバックの動きが少し大きく、腕が遅れて出てくるのも打者にとっては厄介だ。スタンドには
2球団のスカウトが視察に訪れていたが、いずれも石田のボールに興奮冷めやらぬ様子だった。

https://baseballking.jp/ns/column/235088

石田 駿(栃木ゴールデンブレーブス)
180cm72kg 右右 MAX152km 静清高校→九産大 23歳
最速152`を誇るサイドハンド。学生時代に目立った実績は無し。6月のOP戦で152`を叩き出した。