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思わぬ遺恨試合になるかもしれない。

12日から開幕するソフトバンク-中日の日本シリーズ。中日の落合監督はシリーズ進出を決めた直後、
「やっとソフトバンクと戦えるな。王さんとの約束だったから」とリーグ優勝を果たしたチーム同士の対決を喜んだ。
04年シーズン、セは中日、パはダイエー(当時)がリーグ優勝した。
落合監督は、当時監督だった王会長に「日本シリーズで会いましょう」と話したそうだが、その年からパで導入された
プレーオフでダイエーは敗れた。だから落合監督は「約束が果たせる」と言ったわけだが、王会長からすれば、
「どの口が…」じゃないだろうか。

「この2人は犬猿の仲ですよ」と言う球界関係者は少なくない。
 コトの始まりは05年1月だった。落合監督は、王監督が座長を務めた12球団監督会議をプライベートの所用で欠席した。
これに王監督は「他の監督への侮辱行為。3度の三冠王がそんなにエライのか!」と激怒したという。そして同年の交流戦。
5月14日からのナゴヤドーム3連戦の初戦で落合監督は今度は風邪を理由に試合前のメンバー表交換に出てこなかった。

 「これにも王監督は大激怒でした」と、当時のソフトバンクを知る関係者がこう続ける。
「あの温厚な王さんが、『落合の顔を見たら殴ってしまう』と声を荒らげていました。14日の初戦、福留(現インディアンス)の
三塁打の判定に風邪だったはずの落合監督が猛抗議し、本塁打に覆ったことも怒りを増幅させたようです。
15、16の両日は、王監督の方からメンバー表交換を拒否したほどです」

 その後は“場外乱闘”も勃発しそうになった。王監督は、翌06年のWBC日本代表監督に就任した。
しかし、落合監督は「シーズンを優先すべき」と、選手の派遣に対して非協力的な姿勢を見せた。
最終的に福留、谷繁の2人が代表入りを果たしたが、当初の代表メンバーには谷繁しか入っていなかった。
 以降、公の場では親しげに挨拶を交わしている2人。ただ、王会長に気を使ってか、「落合?落合の話はいいよ」と
口をつぐむ関係者がいることも事実だ。周囲にトラウマを残すほど、王会長の怒りがすさまじかったということだろう。
 今回の日本シリーズ、「王vs落合」の場外バトルも見モノかも…。(日刊ゲンダイ2011年11月11日掲載)