>>489
 現在は違う。連続写真は先週末の11日の中日戦(甲子園)で、九回に高いバウン
ドの三ゴロに倒れたときのものだ。タマの上っ面を叩いてしまったが、スイングその
ものはいい。

 (1)から(3)で、後ろ足(右足)に体重を乗せていく。ここがまず違う。ベル
トのバックルの位置を見てほしい。〔1〕と〔3〕はバックルがホームプレートを向
いたままで、体重は両足にほぼ均等に乗っている。

 今の(1)(2)(3)にかけては、バックルが捕手の方を向くくらいに右腰をひ
ねって、上体が右足に乗っている。2月のころより、テークバックをしっかりと取れ
ている。あごが左肩に乗るくらいに左腕が引けている。左肩の入りが深い。

 〔3〕は、あごが腕の上で、左肩の入りが浅い。バットは顔の近くにあり、そこか
ら、そのまま出ていた。連続写真の(3)は、「ここからボールをしばくんや!!」
という構えで、力強さが伝わってくる。〔3〕は、ただ「当てるデ」という構えだ。

 〔3〕のように左肩の入りが浅いと、内角のシュートに詰まり、外角のスライダー
に泳ぐ。腕だけのスイングは「ムチャ振り」にもなりやすい。今はテークバックが後
ろにきて、顔とバットの距離がある。この位置からバットが出れば、変化球もこなせ
る。