泥臭い鳥谷に刺激!同期宮崎が聖望学園コーチに就任
[2019年4月26日18時0分]
https://www.nikkansports.com/baseball/news/201904260000315.html

 おなかいっぱい野球を楽しんで−。阪神鳥谷敬内野手(37)と聖望学園(埼玉)硬
式野球部で同期だった宮崎広春さん(37)が今春、母校のコーチに就任した。選手と
してプレーした東北福祉大、鷺宮製作所でコーチも歴任し、満を持して母校の指導者
に復帰した。高校3年夏には4番主将として鳥谷らと同校を初の甲子園出場へけん引。
背番号1と親交が深い宮崎さんは今、野球人生の岐路に立つ仲間に何を思うのか。
【取材・構成=佐井陽介】

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 見渡せば畑が一面に広がる。埼玉・飯能市。緑豊かな道のりを進むと、聖望学園野
球部の下川崎グラウンドは現れる。宮崎さんは真っ赤な夕焼けに照らされながら、「
さあ行こう!」と高校球児顔負けの大声を張り上げていた。

 母校のユニホームに袖を通すのは99年夏以来。懐かしそうに約20年前を思い返した
後、かけがえのない友「トリ」への思いを言葉に変えた。

 「頑張っている人に、これ以上『頑張れ』とは言えませんよ。だから、もう好きに
してもらったら、という感じです。自分が納得するまで、おなかいっぱいになるまで
プレーしてもらえたら、と思っています」