2019年版 プロ野球問題だらけの12球団 小関順二

<埼玉西武ライオンズ>

・冒険心のないチーム作りが未来予想図に暗雲を漂わせている。主力は明らかに年齢層が高い。25歳までの
投手が一番多い日本ハムが16人に対して西武は12人と少ない。野手の若手主力は森友哉1人だけ。過去5年の
ドラフトで西武は野手獲得比率が32%。この投手偏重ドラフトで優勝したのは大したものだが控え層が薄い。
広島を見ると若手、中堅、ベテランの各層に主力が集まり次代の主力を担う顔も見えている。西武は広島の
ような次代の主力の顔が見えてこない。秋山、中村、栗山の後釜は誰なのか?

・レギュラーが故障欠場した場合のヘルプ要員が実績に乏しく、将来のレギュラー候補としては大物感に
乏しい。私が2年後のブレークの目安にしている「2軍で40安打以上、長打率4割」の若手を見ると愛斗、
高木渉、山田の3人がいる。日本ハムには5人いる。西武の3人がドラフト下位指名なのに対して、日本ハムは
清宮、渡邉が1位指名で淺間は3位。ここでも投手偏重ドラフトのマイナス面が見られる。

・投手偏重ドラフトでも強力にならない投手陣。1位で重複しない選手をいくら集めても強力投手陣を構成
することはできない。西武フロントは過去10年大学、社会人を重視し競合リスクを避け単独指名できる
選手を探した。2軍で期待できる成績をあげたのが相内と中塚だ。この2人が戦力になりドラフト1位の松本、
2位の渡邉を交えれば他球団に伍していく投手陣が作れる。松本、渡邉が近未来の西武を背負って立つ