2019.2.23 08:00
【土井正博の虎戦士解析】阪神D1・近本は「大したもんだ。こんな新人あまり見たことない」
https://www.sanspo.com/baseball/news/20190223/tig19022308000002-n1.html

 サンケイスポーツ専属評論家・土井正博氏(75)が注目選手の打撃を連続写真で
チェックする「虎戦士解析」のキャンプ特別編。第2回は阪神のドラフト1位・近本
光司外野手(24)=大阪ガス=だ。西武打撃コーチ時代に清原和博、秋山翔吾らを
育て、中日ではビシエド、アルモンテを日本野球に適応させた名伯楽は、近本のフォ
ームを見て思わずうなった。「大したもんだ」。その理由は…。

 「足の上げ方を変えて打っているのか」

 思わず声が出てしまった。この「虎戦士解析」では、異なる日に撮影された数種類
の連続写真を並べてチェックしている。若手選手はその多くが、ヒットを打ったとき
はほぼ同じフォーム、凡打したときはほぼ同じスイングなのだが、近本は、別に1枚
だけ掲載した写真〔2〕と、連続写真の同じタイミングの(2)で、上げる足の高さ
が違う。

 〔2〕は7日の紅白戦で、馬場の真ん中低めの速球を引っ張り、一、二塁間を鋭く
破るヒットを放ったときのもの。連続写真の(2)は11日の紅白戦で、藤浪の外角
速球151キロを流し打って、左前打したときの足の上げ方だ。