https://www.sankei.com/west/news/161223/wst1612230013-n1.html
NPBは2007年に筋肉増強剤や興奮剤(アンフェタミン系、覚せい剤など)の使用をチェックするドーピング検査を本格導入。
チーム年間140試合前後の中から3試合程度を選び、両チーム各2選手の尿を検査した。
結局1年で100人強の選手を調べるに過ぎず、しかもアトランダムな指名のため、選手の大半は何年かに1度しか検査に当たらない。
これではなかなか違反者は引っ掛からない。日本人選手初の違反者が出たのは検査を始めてから5年も経った11年9月。
それも禁止薬物を含んでいた目の治療薬の使用許可期限が切れていたという、うっかりミスの摘発に過ぎなかった。

07年に本格導入する前年の06年、NPBはドーピング検査を「試験導入」したが、違反者が100人を超えたという。
ひとえにドーピングに対する無知からの結果だった。