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 先発投手の頭数がどうしても足りない。先日には「しんどいな。春先は余っとった
んやけどな。(先発は)何人おってもいいというのはこのことやな」と金本監督が嘆
いたように、先発ローテ6枚が固定できない。藤浪が2軍調整中で、ベテランの岩田、
ルーキーの馬場、トレード移籍の飯田も打たれた。2日には青柳を今季初先発させる
予定だが、投げてみないとわからない。

 だからこそ昨季チームトップの12勝を挙げた秋山は、メッセンジャーとともに投
手陣の柱として計算したい投手なのだが…。今季ここまで5勝10敗。6月30日に
リフレッシュを兼ね、1度目の抹消。復活を期待したが、再昇格した7月20日のD
eNA戦(横浜)で4回6失点。一旦投げ抹消され、8月9日に昇格も、以降3試合
で0勝2敗。そして、この日も…。

 チームで最後に先発投手に白星がついたのは8月22日の中日戦(ナゴヤドーム)。
打線が低迷する中で先発陣は好投しても白星がつかない厳しい戦いを強いられている。
3連敗で借金9、4位。いまは投手陣がなんとか踏ん張らないといけない状況で“2本
柱”の3度目の抹消という危機を、どう乗り越えるか−。反攻を期す9月。虎が正念場
に立たされた。

秋山をリードした阪神・梅野
「こういうチーム状況のなかで守り勝たないといけない。(ノーゲームを)いい方向
にとらえて、また明日しっかり気持ちを切り替えてやっていきたい」