すでにチーム100盗塁突破!阪神2軍が『超積極的』に生まれ変わる
岡本育子
2018年7月2日(月) 10:30
https://sports.yahoo.co.jp/column/detail/201806300007-spnavi

 2018年、阪神の2軍は大きな変貌を見せている。その根本となったのが『超積
極的』という、今季から指揮を執る矢野燿大2軍監督が掲げたテーマだ。

 すべて最初が大事であり、打席では1打席目でヒットを打つ。初球から打ちにいっ
て、それも一発で仕留める。塁に出れば初球から走る。常に次の塁を狙う。投手も同
じく、勝負するところは一発で決める。この理念を選手たちは2月のキャンプから実
践してきた。
 
 10年にリーグ優勝して以降は3位が最高で、昨年は1996年以来の最下位(当
時は6チーム制の6位)に終わった阪神。ところが今季は5月初旬から首位をキープ
している。4月28日から5月12日までの8連勝(引き分け1つを挟む)は、03
年8月以来15年ぶりのことだ。

 「2軍は勝つことだけが目標じゃないけど、勝った試合はみんながいいプレーをし
ているのが多いから、結果的には勝った方がいいと思う。首位にいるのはたまたま。
でも、やる以上は勝つ試合をしていかないと。みんな2軍で野球をやりたいわけじゃ
ないし、俺もここで終わらせるつもりはない。だから常に1軍だったらどうするか、
1軍でこれが通用するか、ということを考えてやっている」と矢野監督は話す。