愛媛・大洲市出身の巨人・坂本勇人と愛媛プロレスが強力タッグ 豪雨被災地に水を届けるルート確立

活発な梅雨前線による西日本豪雨で、愛媛県大洲市出身の坂本勇人(29)=読売巨人軍=の実家が被災した。
サンケイスポーツの取材に対し「実家は高台にあるのですが、それでも水に浸かってダメでした。
両親は直前に松山に引っ越していたのですが、弟の家族や親戚(しんせき)、同級生が被災して避難所にいます。
盆地は全滅です」とし、「河川の氾濫や土砂崩れで交通網が絶たれ、物資が届きにくい地域があります。
特に断水で、水不足が深刻な状況です。大洲市役所に務めている親戚(しんせき)が多く、とにかく何をするにも水が足りていないとのことです。
飲料水、洗顔、歯磨き…。大洲は暑いですし、感染症や熱中症も怖いです」と現状について語った。

現在、坂本は東京を拠点に活動。「すぐにでも帰郷したい気持ちもありますが、専門家でも活動が難しい状況だそうです。
東京で、できることを可能な限りしていきたいと思います」と話し、
仕事で交流があり、愛媛県を中心に活動しているプロレス団体『愛媛プロレス』とタッグを組んで、水に限定して現地に届けるダイレクトルートを確立したことを明かした。

「個人個人で動いて渋滞や二次災害が起きてはいけない。そこで、個人で送っていただいた物資を一旦、
松山市に集めて、愛媛プロレスのみなさんにトラックで、直接大洲市や西予市に届けていただきます。
仕分けがスムーズにいくよう“箱”単位で送ってくださるとありがたいです。レスラーの皆さんは力持ちだし、本当に頼りになります」