報徳快勝!プロ注目の小園、先陣ツーベース/東兵庫
https://www.sanspo.com/baseball/news/20180720/hig18072005010007-n1.html

 第100回全国高校野球選手権大会東兵庫大会(19日、報徳学園10−0神戸甲北=五回コールド、明石トーカロ)
プロ注目の報徳学園・小園は「1番・遊撃」で出場し、いきなり一回から魅せた。
初球をとらえて中堅手の頭上を越える二塁打。先陣を切り、チームを勝利に導いた。

 「自分が流れをつくるという気持ちで、打席に立った。甘い球をしっかり振り抜いて、打てたのでよかった」

 ネット裏からは巨人、オリックスなどプロ9球団が視察。
この日は3打数1安打だったが、阪神の熊野スカウトは「専門的に言えばショートでは(世代で)一番上。スターの素質も十分」と、
下半身を使った打撃や華麗な守備をベタ褒めした。

 着実に勝ち進む報徳にとって、次の4回戦(22日)が最初の大きな山だ。ぶつかるのは滝川二。
今春の県大会、初戦の2回戦で1−2と惜敗した、因縁の相手だ。

 「リベンジしたい。次の試合も自分がチャンスを作っていきたい」

 小園自身も3打数無安打に抑えられる悔しさを味わい、ふがいなさに涙を流す仲間もいた。
陣取るのはあのときと同じ、姫路球場の三塁側。今度は必ず、笑顔で校歌を歌う。