そんな中、就任3年目となる指揮官を悩ませているのが大山、二軍落ちした高山…と若手ナインらが陥ってしまう、原因不明の「新・阪神病」の存在だ。これまでの阪神の若手は活躍しても翌年はダメ…となる選手が多かったのだが、今はその“理由”が違う。
「勘違いしたり、練習をサボったりしているから、結果も出ないというのは分かる。でも、
 今は皆、マジメにしっかりと練習してノルマもこなしているのにうまくいかない。何でなのか、本当にわからんのよ。去年で何かをつかんではいるのに、どうして結果が出ないのか…」(金本監督)
 球界には「練習はうそをつかない」という格言があるが、鉄人が認める若手の練習量でも結果が伴わない。それだけに悩みも相当なのだ。

 これでもか、と続く負のスパイラル。この日試合を観戦した谷本球団副社長は5位の現状と今後の戦力補強に「今は我慢の時期。今の選手で力を出してくれることに尽きます。(順位は)気にしていない」と前を向いたが…。今こそ金本監督の手腕にかかっている。

首脳陣がクソなんよボケ