2018.4.1 05:03
阪神・糸井、田口撃ち1号!試合後、自身にも気合い一発「絶対勝ちたい」
http://www.sanspo.com/baseball/news/20180401/tig18040105030009-n1.html

 結果的には空砲になった。だが菅野に続き、虎が苦手としてきた左腕へガツンと食
らわせた一撃に、大きな意味がある。糸井が一回、田口から豪快に1号ソロ。超人は
一塁を回ったところで、気合十分に熱くほえた。

 「調子(がいい)とかはない。負けたら意味ないよ。あしたは絶対に……勝ちたい
ですね」

 悔しい逆転負け。試合後は言葉を一度ためながら、「勝ちたい」のフレーズに語気
を強めた。

 すさまじい当たりだった。泳がされても、この男には関係ない。一回二死。カウン
ト1−2からのチェンジアップをバットに乗せた。右翼・長野がすぐに追うのを諦め
るほど。オレンジ一色にそまった右翼席上段に、悠々と着弾させた。

 自らの太い腕で、一度は相手にかたむいた流れをたぐり寄せた。昨季まで通算7勝
を献上している田口に対し、首脳陣はは高山、鳥谷を下げて、1番に俊介、2番に上
本を起用。一回は一死からその上本が左前打で出塁したが、すぐにけん制死。しぼむ
と思われた、先制のチャンス…。漂う嫌な空気を、豪快な一発で断ってみせた。

 三回も四球で出塁し、福留の適時打で二塁から生還。この回は3−0とし、なお一
死一、二塁から二走・ロサリオがけん制死も、続く大山が適時二塁打。田口から4点
目を奪った。痛い2度のミスの後、ともに得点したことに金本監督も「(直後に)打
者がカバーしたからね。糸井がホームランを打ったり、大山が打ったり」とうなずい
た。