阪神、松本&東妻(日体大)を徹底マークへ

2018年04月03日
4/3、スポーツニッポン2面より

虎のスカウト陣が、即戦力の可能性を秘める大学生投手にも熱視線だ。
首都大学野球春季リーグの日体大−桜美林大の第2戦が2日に行われ、今秋ドラフト上位候補の東妻が先発した。
注目の右腕の登板を、阪神は佐野アマ統括スカウト、畑山チーフアマスカウト、葛西アマスカウトの3人態勢で徹底視察した。

東妻はこの日、6回2/3、3失点で敗戦投手となったが、躍動感あふれるフォームから最速149キロを計測。
葛西スカウトは「球に力があるし、変化球も良い。バッターに向かっていく、投げっぷりが良い投手です」と高評価は不変のようだ。

また、前日1日の第1戦には、同じくドラフト上位候補の松本が先発していて、
阪神の和田テクニカルアドバザーと平塚アマスカウトが2人態勢で視察。
同じ大学の2枚看板を計5人でチェックするという力の入れようで、葛西スカウトは今後についても
「最終的には秋の状態を見てからだけど、今の段階でこれだけ注目されているんだから、しっかりチェックしていかないといけない」と徹底マークする方針を示した。

この2投手はともに関西出身で、猛虎にとって縁もある選手といえる。
今秋ドラフトで、阪神は大阪桐蔭高の根尾、藤原ら高校生野手を中心に調査を進めている中、即戦力の大学生投手も視野に入れていることが見て取れた。
約半年後に迫るその時まで、ベストな人選をするべく調査を続けていく。