発症の仕組み解明 血管にたんぱく質 千葉大 2016年9月17日 03時00分(最終更新 9月17日 07時29分)
http://mainichi.jp/articles/20160917/k00/00m/040/142000c
ぜんそくは気管支などが炎症を起こし、気道がふさがって呼吸困難を引き起こす。アレルギー反応を起こした病原性免疫細胞が血管の外に出て、炎症の原因となることが既に判明していた。

研究チームは、この免疫細胞が血管の外に出る仕組みに着目。アレルギー反応によって血小板から放出される「ミル9分子」というたんぱく質が血管内側に付着し、免疫細胞の通り道を作っていることを突き止めた。
ミル9分子の働きを止める抗体を作ってぜんそくのマウスに投与したところ、免疫細胞が血管の外に出なかったという。

重度のぜんそくの治療は、免疫細胞の働きを弱めるステロイド注射など対症療法が主流だが、患者の免疫力が低下する恐れがあり、効果がない例も近年、多く報告されている。


いのししにも朗報かな?