亀田製菓は24日、同社が保有し研究している乳酸菌「K―2」に抗アレルギー効果が
あることを新潟大学・原崇准教授との共同研究で確かめたと発表した。
マウスとヒトによる試験でアトピー性皮膚炎での症状改善が見られたほか、
花粉症の人に摂取してもらったところ症状の悪化を抑えられた。
2009年度にもこの菌を使った自社製品を投入する計画という。

 研究成果の詳細は27日から福岡市で開かれる日本農芸化学会で発表する。
菌は自社製品に使用するほかにも、他社に素材として販売することも見込んでいる。
「K―2」は酒かすから得たコメ由来の乳酸菌で、保有・研究しているのは亀田製菓のみという。
ほぼ無味無臭で様々な食品に配合しやすく、錠剤などにも加工しやすいという。