少女向けのお姫さま番組は「有害」、テレビに求められる変革

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161026-00000032-jij_afp-int

AFP=時事】ディズニー(Disney)などが描く「プリンセス(お姫さま)」に厳しい視線が集まっている──。
男女それぞれの固定観念を刷り込むことが、少女らにとって不利益になりかねないという懸念の広がりを背景に、
昨今では、子ども向けテレビ番組の制作会社に対して、より冒険心あふれる女性キャラクターを生み出すべきとの
要望が強まりつつある。



同局の子ども向け番組を統括するティフェンヌ・ドラグネル(Tiphaine de Raguenel)氏はAFPに対し、
「プリンセスや妖精、おてんばな女の子だけを扱うのはやめようという動きだ」と語った。


専門家によれば、自己像の問題はごく幼い時期から始まるという。米国で今年発表された、未就学児を対象にした調査では、
お姫さま像の刷り込みが早ければ3歳児の行動様式にも影響を与え得ることが明らかになっている。


調査に携わったサラ・M・コイン(Sarah M. Coyne)研究員は、「『女性はこうあるべき』という固定観念に
とらわれ過ぎる女の子たちは、自分には特定のことができないと感じる」と危惧を表明した。