「死ぬ前に謝罪と賠償をしろ」韓国から来日の元慰安婦が訴え
共同通信 2018.6.9

 旧日本軍の従軍慰安婦問題を考えるシンポジウムが9日、東京都内で開かれ、韓国から来日した元慰安婦の金福童さん(92)が
「私たちが死んでしまう前に謝罪と賠償をしてほしい」と訴えた。

 問題に取り組む市民団体「希望のたね基金」が主催。金さんは昨年末にがん手術をしたばかりだが、「一日も早く解決できるよう、
日本のみなさんに協力を呼び掛けたかった。今回が最後の旅だろう」と話した。

 15歳で慰安婦にされ勉強ができなかったという金さんは、日本の朝鮮学校生徒を支援したいと自らの出資で奨学金を設けている。

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朝鮮学校生徒に奨学金を手渡す元慰安婦の金福童さん(中央)=9日午後、東京都内