イ・ヨンス「日本刀で足をめった斬りにされた」

「強姦しようとする日本兵に抵抗すると、足をメッタ切りにされました。血まみれになってもその痛さにも
気づかず必死に“助けて”としがみつきました。しかし容赦ない日本兵は電気による拷問までしました。恐ろしさ
のあまり叫んだ“お母さん”という声は、今も耳に残っています」

 28日午後、米ハーバード大学ケネディー・スクール(行政大学院)の講義室。さまざまな人種の聴衆約100人
が見守る中、時には感情を抑えきれず絶叫に近い声を上げる高齢の韓国人女性の話に耳を傾けた。

16歳の時に強制連行された後2年間、日本兵の「慰安婦」をさせられたイ・ヨンスさん(79)は、ハーバード大
の学生の前で同日、当時の「地獄の日々」について証言した。

1944年に強制連行された後、繰り返し受けた無差別な暴行・強姦・拷問の悪夢を60年以上経った今でも忘れる
ことのできないイさんの叫びに、聴衆は嘆き、目頭を熱くした。

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韓国大統領府での晩餐会で抱き合ってあいさつするトランプ米大統領(中央)と
元慰安婦の李容洙(イ・ヨンス)さん。左は文在寅大統領=2017年11月7日