大阪吉村市長「サンフランシスコ市との姉妹都市解消の方針は変えるつもりは無い」
「慰安婦像の背景考えろ」米国高校生に注文
朝日新聞 2018.4.13
http://i.imgur.com/wghOE2y.jpg

大阪市との姉妹都市関係の継続を願って動画投稿サイト「ユーチューブ」にメッセージを投稿した米サンフランシスコ市の
高校生らに対し、大阪市の吉村洋文市長が12日の記者会見で自らの考えを語り、「返答」した。吉村市長は「(高校生の)
思いは分かったが、サンフランシスコ市が慰安婦像を設置することの背景をよく考えてもらいたい」と述べ、関係解消の
方針を変えない意向を示した。

 吉村市長は「高校生同士、民間同士の交流はどんどん続けてもらったらいい。だが、慰安婦像の設置をやめてくれと言い
続けたにもかかわらず(設置を)受け入れたサンフランシスコ市との関係は、姉妹都市と評価するには足らない。そこに
大阪市の税を投入するのは違うと思う」と語った。

 大阪市は昨年、サンフランシスコ市が慰安婦像を市有化したことに反発し、関係解消の方針を決めた。これに対し、
サンフランシスコ市立エイブラハム・リンカーン高校の生徒ら約30人が7分51秒の動画を投稿し、関係継続を訴えた。
動画は12日までに2800回以上再生された。

 昨年末に当時のサンフランシスコ市長が急逝したため、大阪市は後任市長が決まる今年6月以降に関係解消を伝える方針だ。