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オンニたちは歌もダンスそれなりに上手いし、ルックスもいいが、「薄い」からじゃない?

学校的なテストでは平均点の高い人間が上に上がるけど、ファンの受けるインパクトや人気はそれだけでは動かない。
人気商売では突出したサムシングを持ってる人間の方が強いし、バランスが良くない異分子がむしろ目を引く。

プデュの結果を見ても分かるけど、キョルギョンは6位、ナヨンで10位。I.O.Iにはなんとか滑り込んだだけなんだよ。
ハイスペックであることは証明されたけど、結局主役はセジョンとソミに攫われたし、ダンスも歌も素人だったソヘ
の方が遥かに高い注目を浴びた。個性が強くて、ドラマがあるからだよ。あの長丁場のセレクションの中で、キョル
ギョンもナヨンも、あんまり目立ってなかったでしょ?

アフスクやハロビに抜擢の声もあったナヨンは、スペック的にはPREDIS髄一の優等生だったんだと思うけど、芸能界
で勝ち抜くためのアクというか、強烈なものを「持ってる」人間の上にはいけないってことを、目立つために出たあの
番組で皮肉にも証明されてしまったと思う。

ロアはスキャンダルの煽りもあって正当に評価されなかったにしろ、ユハもレナもウヌもシヨンも、あの101人の個性
のせめぎあいの中で、前に出られなかったということは、彼女たちだけでは「商品として弱い」とハッキリしちゃった
んじゃないかな。だからPLEDIZ GIRLSとして再編、合格組を待つ期間にもっと「強い」何かを付け加える必要があった。


その点、ソンヨンには一発で分かる強い個性がある。(体型じゃないよw)
ハイトーンとソウルフルな歌いまわしで、誰が聞いてもすぐソンヨンだとハッキリ分かる強い声と歌唱力。

去年、彼女はPLEDIZ GIRLS時代に(要するに正式デビュー前)、“デビュー数年してもまだ一位になれない”実力派GG
メインボーカルを集めたJCTVの「ガールスピリット」という番組のリーグ戦に参加してる。実はPLEDIZ GIRLSとして
のテレビ出演はその日が初、デジタルシングル「We」の発売もその前日って突貫工事で、なんとか「プロ」としての出
場条件を無理くりでっちあげての参加だった。

そんな、キャリアゼロなのにSPICAのボヒョン、BESTIEのユジ、LADIES' CODEのソジョンあたりの歴戦の凄玉と互角
レベルで戦ってた。これは凄いことだと思う(経験不足を露呈した回もあって、結局決勝には進めなかったけどね)。
動画見てちょっとビビって欲しい。

https://www.youtube.com/watch?v=kiZY3RIAsEs

さらに曲も歌詞も自分で書けるし、アメリカ在住だったので英語はネイティブ。
何年かしたら、K-POPでも有数のシンガーに数えられるぐらいまで行くんじゃないかな。

その点ではカイラも同じで、ラップも英語部分は特に切れが良い。声にも存在感があるし、リズムもいい。ダンスもクラ
ッシックバレエ経験があるから、手先の表情とかターンとか、(そういう目で見てみると)実はすごく上手い。

ソンヨン18歳、カイラ15歳。まだまだ発展途上で伸びしろも期待できる。そんだけ才能ある子を抱えてたら、事務所も体
型とかでガタガタいう前に、即戦力と考えて売り方を工夫すると思う。

一方では、プデュの露出があって知名度抜群だけどイマイチ個性が薄い姐たちが居る。並べたら、コントラストの妙もある
し補完もできるんじゃね? と考えたのは当然の帰結だと思うよ。

逆に、なんでくっつけた? という炎上気味のアンチだって注目の材料になるしさ。(その辺の雑音は売れていけば、結局
黙らざるをえなくなる。)だから、俺はPRISTINの今の編成は、スタッフが考えに考え抜いた末の確信犯だと思う。

そもそもグループというのはあまりコンセプト縛りでメンバーを統一すると、結局誰が誰かわかんないで全体が沈む(悪い
例が170cm以上モデル体型縛りにこだわり過ぎた8〜9人時代のナ◯ミュ)。

むしろ凸凹があって印象が強く、それぞれが能力が高いほうが、いろんな客を捕まえられる。一人ひとりの個性も際立つし、相互作用も期待できるからね。

だから、一見水と油に見えた薄味姉御軍団と天才マンネ組をセットで世に出したのは、抜群のアイディアだったと思うな。