映画版は若曦と四爺、そして十四爺が中心の物語らしい。そういう切り口もありかな。

 四爺については好きだという人と嫌いだという人の差が激しい。このスレを見ていて
もそうだけれど、嫌いな人は四爺のことを本当に救いようのない悪人だと思っている。
そして、そういう人ほど逆に十四爺のことを良い人だと思っているみたいだ。

 私は十四爺のことが好きにはなれなかった。原作の番外編を読んだ時も5歳の十四爺
の無邪気な残酷さがちょっと怖かった。もちろん、5歳の十四爺は悪くないが・・・。
幼児が自分で考えて言うはずはないから、母親に吹き込まれたんだろうけど・・・。

 十四爺は母親に植えつけられた兄(四爺)への偏見を大人になっても自覚できず、
様々な確執を引き起こし、結果的に人生を棒に振ってしまった・・・と思えた。
 ちょっと悲しい。