全体的に「自己啓発」的な匂いの違和感を全編に感じます。
「私の言う言葉に従っていれば成功する。成功しないお前はやっぱりダメなんだ。クズなんだ。だから、私にちょっとでいいから、コンサルフィーを支払いなさい」とエア耳ですが、行間から、如実に聴こえます。
市場の仮説設計が全くできない人はいつの時代も多いので、こういう経営コンサルタントにカモられると、人生の前半時代を「全部」資金も人間関係の資本もしゃぶり尽くされます。

まるで「新興宗教」の「お布施を信者から取る原理」を「ビジネス・起業」に置き換えたような違和感しか感じませんでした。
これは、著者が現実に「宗教教祖だった経歴」とは別に、「文章」として感じるのです。
日本では、経済的バブル以降には、必ず「新興宗教」が流行します。
「オウム真理教」や「幸福の科学」もそうでした。

ぜひとも新手の自己啓発にだまされない若者、情報のアクセスや上流へのコミュニティ接続回数が足りない学生が、このような「せこい」起業方法で、
著者のしている自己啓発的な飲食店コンサル事業への囲い込みをされないこと、
そして、トラブルが増えないことを、切に切に、願います。