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シャワートイレから始まる切ない恋物語
0001名無しさん@お腹いっぱい。垢版05/03/04 01:53:58ID:pO6VjzZw
綴ってみないか?
0087しゃわとれ垢版2007/01/21(日) 22:51:55ID:P6ARakha
どっチャーン!!バァーーン!!

でかい音がした。
目からいっぱい☆☆☆が出た。 わっ?何・・・・???!!
目の前にアスファルトが一気に迫ってきた!!

・・・・・・・・・??!!

「大丈夫か・・?!・・・ オイオイ!!」

見知らぬオッサンが俺を心配そうに抱き起こしてくれた。

「どどうしたんですか?」
「どうしたもこうしたもオメーがオレに追突したんダベ!」
「えっ?ああー・・どうもスンマセン・・・」
「ホレ、血が出てるぞ。これでおさえろ。」

おっさんが、首にかけていた恐ろしく汗くさいタオルで俺の目の下をおさえた。
おまりの匂いに思わずタオルを顔からはずしたら、タオル・・げっ!真っ赤だ!!

「スンマセン・・・ 大丈夫です。車、大丈夫ですか?」
「こちとらトラックじゃけん、なんともありゃせんが、オメーのバイクはだいじょぶか?」

オッサン、親切にヒッ転がっていたオレのバイクを起こしてくれた。
俺はヨタヨタしながらセルを回してみた。

セルセルぶるるんタタタタたタタ・・!!

おう・・一発でエンジンがかかったぞ!よかった、バイクは無事だ♪
顔から血がしたたり落ちないように、汗と何か得体のしれない匂いが混ざった吐き気を誘因するタオルを顔に巻き付けて、後ろでギュッと結んだ。

オッサンに丁寧にお詫びして、また、バイクにまたがって走り始めたが、そのころになってやっと顔がズキズキ痛み出した。
どうやら俺は赤信号で停止していたトラックの後ろにモロに突っ込んでしまったらしい。
伊藤さんのことをホンワカにやにや考えながら、のろのろバイクを運転していた・・。
あの胸は敏感そうだ・・なんて、伊藤さんのことで頭がいっぱいで全く前を見ていなかったんだな・・俺は・・・。ばかだ・・・・。
スピードが出ていなかったのが不幸中の幸いだった。
0088しゃわとれ 垢版2007/01/22(月) 16:35:42ID:CcXQoEFg

少し遠回りしてホームセンターに寄ってなっちゃんトイレ用電源コードを買い求めた。

レジのお姉さんが俺の顔を見てビックリした顔をした。
そりゃそうだ。血のにじんだタオルを覆面のように目だけ出して顔に巻いているんだから誰だってビックリする。
いやいや、ビックリしているレジネーサンの顔を見たら、こんどはこっちがビックリ!!

すげー美人だ!
鼻筋がスッキリ通っておめめパッチリおちょぼくち!

なんで・・??
こんなところで女優がアルバイトか?
お互いにビックリした顔で見つめ合った。
お金を出すのを忘れてしばしウットリ・・・呆然・・
0089名無しだって洗ってほしい垢版2007/01/22(月) 17:30:27ID:eqP/jLX0
話の種提供
1981から1983の間にK谷市H陽中にてS間K里N田5XXの
7某茂木家系二郎の子栄二とその仲間たちは
4弱者にいじめがバレたら親族に危害を与えると脅迫し、
2えたひにんと呼び、遺書や奴隷契約書を書かせ、
7殴る蹴る汚すを繰り返し、金銭も恐喝していた。
0こういう類は親族ともども不幸とは無縁の
8社会的信用を得たお金持ちの生活をしている
永久に評判良し
0090しゃわとれ垢版2007/01/23(火) 04:40:20ID:E34jnTle

家路を急ぐバイクの上で、レジネーサンの顔を思い浮かべながら、つい伊藤さんと較べてしまっているオレがいた。

いやあ〜・・美人のお姉さんだったなぁ〜、伊藤さんより美人かも・・・・
でも、愛くるしさはイトーサンのほうが上だな。
何といっても伊藤さんの全身からほとばしり出るあの健康的な生命感・・・。
あの胸・・・あの腰・・・あのお尻・・・、そんでもってウエストキュン・・・

わぁーーっ!!
キキキーーー!!!
0091名無しだって洗ってほしい垢版2007/01/23(火) 10:06:07ID:051sX0RH
伊藤さんの便器や便座になりたいと叫ばすにいられなかった

伊藤さんのウォシュレットになりたい
どんなに臭くても汚くてもいいと思うのでした
0092しゃわとれ垢版2007/01/23(火) 17:03:34ID:y4aw5fC5

おおおお、、、あぶねぇーー!
またトラックに追突するところだった。

家についたら今度はおふくろがビックリだ。
せっかく伊藤さんで胸がいっぱいになって幸せな気分になっているのに、「どーした、どーした?」と煩い。
とりあえず顔を洗って、おふくろが赤チンを顔の傷口に塗って消毒してくれたのだが、途中でおふくろが大爆笑モードに入ってしまった。
鏡を見たらオレも思わず苦笑い・・・
ハハハ・・・これじゃピエロだ・・・

きたるべく明日に備えて今日は早く寝る。
ていうか、一人になって目を閉じてドップリ伊藤さんとの妄想に浸りたかった。

いつも休みの前は夜更かしだから家族がいぶかった。
ははは・・・明日は大切な日なんだよ。呑気に夜更かしをするアンタらにお付き合いする訳にはいかんのさ。。。
0093しゃわとれ垢版2007/01/23(火) 22:10:30ID:E34jnTle
布団に入ると明日のことが頭を駆けめぐる。
問題はどうやってきっかけをつかむかだ・・・。

でも、朝、伊藤さんちに行ってしまったら夕方まで相当時間があるな。
おテントーさんが高いうちにムードを出すのは難しい。
しまった!
伊藤さんちは夕方行くべきだったかな・・・・
オレ口下手だし、どうやって夕方まで時間を持たそうか・・・・
うう〜ん・・困ったな。
よしっ!!
この際一気にいくか・・?

まず、伊藤さんちに着いたらドアの前で深呼吸をして気を落ち着けよう。
どもったりしたらカッコ悪い。
気が落ち着いたら、いよいよピンポーンだ。

いくぞ!!それっ!!「ピンポーン・・」

「はーーい」
ドアの向こうから、きっと伊藤さんは明るい声で返事するだろう・・。

ガシャがしゃガシャッぐいっ・・・
「ヒガシくんいらっしゃーい!昨日はどうもねーーー」
なんて声と一緒に・・パステルカラーのドアが開く・・

「おはようございます。」
とりあえず紳士的に挨拶しよう。
玄関に入ってドアが閉まったら伊藤さんの顔をじっと見つめる。
二人、無言で見つめ合う。ここできっと時間は止まる!
0094しゃわとれ垢版2007/01/24(水) 10:26:16ID:VYHuOd7A
そして、オレは両手で持っていた工具箱を突っ立ったまま落とす。
「ガシャン!!」

「い・伊藤さん・・・」
おれは感極まったように突然がむしゃらに伊藤さんを抱きしめる。
意外性の演出だ・・!!

「きゃっ!!ヒガシくん・・ダメっ!!」
なんて言いながら伊藤さんは少しだけ抵抗するふりをするだろう・・。
でもすぐにグッタリして逆に抱きついてくる。
「あぁぁーー・・ヒガシくぅん・・・そんな・・・」なんて・・・

オレはすかさず彼女のうなじに唇をあて、背中とお尻に回した手で優しくスリスリ・・・
0096しゃわとれ 垢版2007/01/24(水) 17:43:29ID:y0uAKZwg

いやいや、ちょっと待て・・・?

意外性の演出といってもこれではいくらなんでも急過ぎないか・・?。
第一、ムードが無さ過ぎる。女の子は何といってもムードが大事だ。

優しくふんわり自然のなりゆきのように持ち込まないと、伊藤さんビックリしちゃって本気で抵抗するかもしれん・・。
「キャァーー!!!ヒガシクン!何すんの!バカぁ!!バシッ!!平手打ち!!」
・・・なんてことになったらすべてパーだ。

ここは、慎重に・・・慎重に・・・
なんてったって千載一遇なんだから・・・

どうしょおぉ・・???
ここはやはり外に夜のトバリが落ち始めるのを待つべきだ。
よし!明日はギターを持って行く。
灯りをつけない夕暮れのなっちゃんルームでギターをつまびきながら、小さい声で、ささやくように・・・つぶやくように・・・歌を歌うか・・・?
ムードたっぷりのスローテンポの歌だ!

♪ポロロン・・♪ポロロン・・

♪あなたを想うのは・・・日暮れ時から〜・・・
♪あたりが〜夕闇に沈む時まで〜・・・・・♪♪

♪ポロロン・・シャカシャカシャカ・・・・♪♪

なんて・・・

伊藤さん、ささやくようなオレの歌を聞きながらうっとりしてしまって、きっと目がうるんでくる・・。
伊藤さんの顔を見るとそのうるんだ目でじっとオレを見つめている。
それは愛にはぐくまれた恋する目だ・・。
伊藤さんの胸はオレのことでもういっぱいになっているはずだ。
こうなると、伊藤さんの心は、体の芯から湧き出る自分ではどうしようもない性欲の慟哭に慄き始めているに違いない・・・!!
ため息でいっぱいだ!!
0098しゃわとれ垢版2007/01/25(木) 00:44:39ID:iWKPi4WG
いや、ちょっと待て?
待てよ・・・!?

しまった・・・肝心のギターは松下先輩に貸したままだ・・
クソ松下!
借りたものは早く返せ!もう半年も貸したままだ。
ケチケチヒトのモン借りてないで早く買えよな!先輩・・

はてさて・・・・
ギター作戦もダメか・・・・

0100名無しだって洗ってほしい垢版2007/02/12(月) 12:02:44ID:vFDiDEqE
100ゲトー
0101名無しだって洗ってほしい垢版2007/02/13(火) 12:07:53ID:XG2AKqz9
竹石圭佑…中国で生まれ名古屋で育つ20歳。小学生を狙う強姦魔
0102しゃわとれ垢版2007/02/21(水) 05:41:48ID:yD27z5il
こないだサイゼで食事をした時は伊藤さん手を握らしてくれたっけ・・・
あの時は気持に余裕が無くてマネキンの手を握ったようなもんだったな。
もう一度手を握るよう誘導するネタはないものか・・?
頭の中を色々な案が駆けめぐ・・・・・
らない・・・・・。

んんんんん・・・・??!!

そうだ!
な〜んだ。簡単じゃん・・。サイゼの時と同じ話をすればいいんだ。
気温の話だ!

まずサッサとトイレのコードを取り替える。
あんなもんアッと言う間だ。
試運転。ジャーーッ・・
よっしゃOK!

0103しゃわとれ垢版2007/02/21(水) 05:47:03ID:yD27z5il
「ハイ。修理完了。イトーさん・・・終わりました。」
「え〜? もうできたの?スゴイスゴイ。感激、感激、どうもアリガトね!」
「いやいや・・これぐらい朝飯前ですよ〜。」
「ヒガシくん、何でもできるんだよね。器用な人ってナツコ尊敬しちゃうな。ヒガシくんと結婚する人って幸せだよね!」
「えっ・・・?はぁ〜・・」

「まだ、ゴハンに早いし・・ヒガシクンお茶のもぉ〜っか?」
「は・・はい・・」
「コーヒーいれるね。ホット?アイス?」
「え〜っと。え〜っと。じぁ〜・・ホットで。。。」
「え?この暑いのにホット?ヒガシクンひょっとして通だね。」

トポちゃぽトポ・・・
かしゃかしゃ・・・

「はぁーい・・。あっ、どーぞ!!ナツコ乳入りスペシャル!皇室御用達ネスカフェゴールドブレンド・・!!なんて、ヘヘへ・・・」
「えっ・・・?はぁ?えっ?あーー、どうも・・・・」

きっとこんな感じだな?
そして、気温の話に持ち込もう。

「ヤーー、今日も暑くなりそうっすよね。」
「うん。でも私は寒いより暑いほうがいいな。」
「店の冷房って効き過ぎっすよね。俺なんか、工場で汗だくになってっから、店に入ると気持イーけど・・・」
「そーそー・・。私なんかレジで寒くてね!いつも長袖・・・。」
「伊藤さん、手が冷たいっすものね。いつもあんなに冷たいんすか?」
「う〜〜ん・・多分・・・。ほらっ・・」

なんていいながら、きっと伊藤さんは指を広げて俺の前に両手を差し出すだろう。
俺は今度は心を込めて白くて華奢な手をそっと握る。
きちんと手入れされた爪が美しい。
多分予想以上に冷たい・・。

0104しゃわとれ垢版2007/02/21(水) 06:04:21ID:yD27z5il
こないだはビクビクしてすぐ手を離してしまったが、今度はそんな手を優しく温めるように握るのだ。
そうだ、親鳥が卵を温めるように愛に溢れたぬくもりをゆっくり伝えるのだ。
そして、俺は伊藤さんの手を両の手でふんわり包み込むように握る。あまり強く握らないのがポイントだ。手と手の触れ合いで俺の気持を伊藤さんに伝えるのだ。
手と手が繋がったまま、二人は繋がった手を見つめて無言の時が流れる。

やがて、二人はどちらからともなく顔をあげてお互いを見つめ合う。
伊藤さん・・・キラキラした美しい瞳だ・・・。
心なしか涙が溢れているようにも見える。
そこにはいつものキャピキャピした伊藤さんはいない。
恋に憧れ、今これから起きようとしていることに期待と不安でいっぱいになっている恥じらいに包まれた乙女だ・・・。

「い・・いとうさん・・・」
「ひ・・ひがしくん・・・」

伊藤さんは眼を閉じる・・・
なぜか、涙がひとしずくこぼれ落ちる・・・。
0105しゃわとれ垢版2007/02/24(土) 04:49:08ID:TcScjqph
「伊藤さん・・・ おれ・・・・・」

いや・・・、もう言葉はいらない。
俺は両手でそっと握りしめていた伊藤さんの手を強く握りしめ、少し引き寄せる。
伊藤さんはきっと手をふりほどこうとするだろう。でもその力は弱い。見せかけだけの抵抗だ。
乙女は、私はそんな気はなかったのにヒガシくんが強引に・・・、と口実が必要なんだ。

感極まったように俺は伊藤さんを強く一気に引き寄せる。

「あっ・・ぁ・・そんな・・・」
伊藤さんは小さな悲鳴をあげながら俺に体を預けてくるだろう。
俺の胸に顔を埋め、乙女の甘い髪の匂いが俺の体いっぱいに広がる・・・。

態勢が崩れ、白いミニスカートがズリ上がる。
思い切りむき出しになってしまった素足の太ももが眩しい。
0106しゃわとれ垢版2007/03/05(月) 02:15:32ID:B132jAmN

いつも伊藤さんの脚は遠くから憧れを込めて盗み見ていたが、付け根近くまでむき出しになった脚はもちろん初めてだ。
そこは青春の艶やかな輝きに満ちあふれ、予想以上に男を卑猥に誘惑していた。
神は、よくぞここまで女体に美を極めなされたものだ。
同棲相手、ぷーサンもうらやましそうに見つめている。
俺が思うがままにこの美を蹂躙するは神に対する挑戦か!

伊藤さんはむき出しになってしまった太ももに気がつき、それを隠そうとミニスカートの裾を引っ張る。
俺はそれを許さない。スカートの裾を引き下げようとする伊藤さんの手首を強い意志を込めて握る。
伊藤さんはスカートの裾を引っ張るのをあきらめる。
俺が強く握った手から力を抜いても、もはや伊藤さんはスカートを引き下げようとしない。

大丈夫!!
俺は意志を強く持つ!!
0108名無しだって洗ってほしい垢版2007/09/30(日) 22:04:29ID:w51mIwkB
ちょっと待って
トイレに行きたい
うちのトイレ、サニタリーナだよ。使いかたわかる?
知ってる。お尻を洗う最新型でしょ
それだけじゃないよ
なに?
もっと気持ちよく慣れるよ
0109名無しだって洗ってほしい垢版2008/05/06(火) 23:28:00ID:HXGWmXGt
今度REGIOって最新鋭のトイレが登場するの。一緒に体験してみない?
0111 ◆utaSEX3G4Q 垢版2010/02/24(水) 10:22:54ID:ndj3n23k
よっしゃ続けるぞぉ!流れもクソも無視じゃ!

>>73の続きから...w

第2ラウンドのゴングを聞いて、相手とグローブを合わせに行く戦士の気持ちでスプーンを手に取る。
「あの、サラダもあるけど食べる...?」申し訳なさそうな伊藤さんの声。
しまったあぁっ!食欲に押されて盲目になってた自分に気付く。`我に返る´とはこのコトか。
「すすすいません!あんまりおいしすぎて夢中になっちゃいました。
 いや`おいしい’とかじゃないですよ、このカレー。一言じゃ言い表せない。なんて言うかその...、」
「おいしくない?」
「違います!まったく逆です!!ガッチリ組合った機械みたいな
 たとえばテレビつけようと思ってリモコンの電源ボタンいくら押してもテレビつかない、
 よおく見たら手に持ってたのエアコンのリモコンで、テレビのリモコンに持ち替えたら一発でテレビの電源入った時みたいな
 M10ピッチ0.8のビスがなかなか入らなくて、ピッチ1.0のビスにしたらカッチリはまったような、乾いた植木鉢に水かけた時みたいに、
 伊藤さんのカレー、俺の体に染み込んで...、」
伊藤さん、爆笑してる。目に涙浮かべておなか押さえて。
「あはははは!ヒガシくんワケわかんないよ!エアコンのリモコンでテレビつけるとかwww」
「すいません...、体に染み渡るほどウマかった、ってなんて表現したらいいかわからなくて。」
「あはは、ありがと。でも植木鉢に水やった、ってのでなんとなくわかったw でもあはは。そんなに高級じゃないよぅ。
 サラダ、ドレッシング?ごま?和風?マヨネーズ?」
「あ、マヨください。」 レタス赤キャベツプチトマトコーンアスパラ、鮮やかな彩りのサラダ。
レタスで他の野菜くるんでマヨぶりぶりシャクシャクパリパリカリカリ、ごくん。ウマい...。サラダがこんなにウマいとは。
ん?カリカリ?

「カリカリ...?」
「あ、気付いた?それニンニクみじん切りにしてごま油で炒めるってゆーか揚げてサラダに混ぜ込んだの。
 おいしいでしょ?」
おいしくないワケがない。ひと噛みごとに食欲にガソリンを注ぐニンニクの芳香が広がる...。
ビールに自然に手がのびる。
ぐびぐび。ぶりぶりシャクシャクカリカリ、そしてカレーをほおばる。
ぐびぐびぶりぶりしゃくしゃくカリカリカレー、ぐびぶりシャクカリカレー以下無限ループ。
「サラダをそんなにおいしそうに食べるヒト、初めて見たw」
「いやサクサク‘おいしそう’じゃなくてモグモグおいしいんですぐびぐび。」
伊藤さん、箸(スプーンか?w)がすすまない。カレーを持て余してる。
「伊藤さんカレー減ってないですよモグモグ。どうしたんですかパリパリ?」
「あはは。ヒガシくんの食べっぷり見てたら、おなかいっぱいになっちゃったw」
「ダメですよモグモグ、しっかり食べるモノは食べなくちゃグビグビ。」
0112名無しだって洗ってほしい垢版2010/02/24(水) 10:24:47ID:ndj3n23k
「ビール、まだ、飲む...?」
「あ、すいませんいただきます。もぐもぐ。」
「帰り、バイク大丈夫...?」
「はい。ちゃんと原付押して帰ります。近いし。伊藤さんが迷惑でなかったら置いてって明日とりにきてもいいし。」
「...、うん。なら、いいけど。」
伊藤さん、俺がビール1本飲み終わったら急に変わった。
悲しそうっていうかさみしそうっていうか、

なんか、今にも泣き出しそうな...。爆発しそうな悲しみを一所懸命押さえつけてるみたい。

前にサイゼで食事したトキにビールをオーダーした瞬間にもこんな表情した。
原付押して帰りますって言ったら、表情に浮かんだ必死さをムリにかき消すように笑顔浮かべた。
今日も同じだ...。

「...、お茶もらえますか?ビール、おなかいっぱいだから入りそうにないし。」
「遠慮しないでいいよぅw ぱたぱた。はい、ビールどーぞw」
「えと...、」
「あ、気使ってくれるなら、ビール代もらおうかしら。2本で2000円ですぅ。あはは。」
「そのくらいなら払います払います。えと財布、」
「うそうそ財布なんて出されたら困るww どーぞ。ウチにビール置いといてもあたしビール飲まないし。」
「...。じゃ、いただきます。ぷしゅ。ごくごく。」
「おいしい?」
「はい。」
「あたし、ビールってダメなんだよねぇ。ニガいじゃん?」
「慣れじゃないですか?俺も最初はダメだったけど、飲んでくうちにおいしくなったし。」
「あたしもお酒飲もっかな。最近これにハマってるの。じゃーん!芋ぉ!ヒガシくんも飲む?」
「じゃ、ちょっといただきます。」
「どうする?お湯割り?ロック?あたしお湯で割るけど。」
「えと、俺もお湯割りで...。」

サラダつまみながら、ビール飲み飲み芋飲み飲み、他愛の無いおしゃべり。
伊藤さん、さっきの感情の落ち込みが嘘のように、楽しそうに笑いながらよくしゃべる。
酒と伊藤さんの笑顔のせいで、変な緊張もほどけて本当に楽しい。
俺のつまらない冗談にも伊藤さん楽しそうに笑ってくれる。

「時を忘れる」ってこういうコトを言うんだな。気付いたら22時過ぎてた。

「あ!すすいません!もうこんな時間。帰りますね。ごちそうさまでした。」帰り支度はじめる...、
0113名無しだって洗ってほしい垢版2010/02/24(水) 10:25:34ID:ndj3n23k
工具箱がちゃがちゃ、上着もぞもぞ。
「あ、今度トイレのプラグちゃんとしたのに付け替えますね。」
「うん。」
玄関出ると「ちょ、ちょっと待って...。」伊藤さんついてきた。見送ってくれるみたい。
原付のスタンド外す。かたん。
「またトイレ直しにきますね。カレーおいしかったです。ありがとうございます。あ...、雪ですよ、伊藤さん。」
夜の住宅街の、澄んだ静かな冷たい空気の中、白い綿毛たちが蛍光灯に照らされてひらひら舞ってる。
最高にロマンチックなシチュエーション。気持ちを伝えるのにこれ以上ない条件。
でも、気の効いたセリフ囁きながら抱きしめられるような男じゃない自分を責める。
でも、一言でいい。たった一つの言葉でこの気持ちを伝えられる。
でも、その言葉を言うだけの、それだけの勇気が今の俺には、ない...。

「じゃまた明後日、店で。おつかれさまでした。」間の抜けたセリフしか吐けない自分に、死ぬほど嫌気がさす。原付押して歩き出す。
0114名無しだって洗ってほしい垢版2010/02/24(水) 10:33:40ID:ndj3n23k
「だめぇっ!!」非常識なくらい強い力で腕を引っ張られた。あやうく転びそうになるくらい、この場では考えられない力。
「だめ、だめぇ!行かないでお願い!だめ、また会えなくなっちゃうのはヤだ!!行っちゃだめ、いなくならないで!!」
取り乱してる伊藤さんの声にびっくりした。
急に引っ張られてバランス崩して放り出して転倒した原付にすら気が回らなかった。
「どどどうしたんですか?」
振り返ると、普通じゃ考えられないくらいに泣いてる伊藤さんがいた。
いや、泣いてる、とか取り乱してる、なんてモノじゃない。こんなに動転してる人を見た事ない。
悲しみの奥から搾り出すような、声にならない声をあげてる。聞いてるだけでこっちも胸が痛くなるような嗚咽。
アスファルトにしゃがみこんで、掴んだ俺の袖を引きちぎりそうだ。
「やだ、やだよぅ!また失うのなんてやだ!行かないで、お願い、行かないで!!」
激しく首を横に振って涙流しながら、俺がさしだした手に爪が喰い込むほど握り締めて声にならない声で叫んでる。
「大丈夫、大丈夫ですよ。いなくなりませんから!」こっちもしゃがんで、抱きしめるしかない。
「やだ。行かないで。独りにしないで...。」強い力で抱きかえされた。
嗚咽の合間にうわ言のように「行かないで!もう独りにしないで!」と叫んでる。
「大丈夫。ちゃんとそばにいますから。立てますか?」
ダメだ。泣く事に意識持っていかれて立とうとしない。腕をほどこうとしてもつかんだ腕に力を入れて離そうとしない。引き上げても腰とひざに力が入らない。
しょうがない。お姫様抱っこの要領で抱え上げ部屋に入る。ひざの裏に入れた右手首から先で苦労してドアノブを回した。
さっきの芋焼酎のグラスとか、サラダの皿とかがのったままのテーブルの横で、
抱き合って「行かないで。お願い。独りにしないで。」「大丈夫ですよ。ちゃんとここにいますよ。」繰り返し囁き合う。
しばらくそのまま、伊藤さんが涙とかハナとかヨダレとかで俺の肩を濡らすにまかせてた。
0115名無しだって洗ってほしい垢版2010/02/24(水) 10:37:08ID:ndj3n23k
果てしない時間が流れたように感じたけど、それほどでもなかったんだろうな。
テーブルの上の水のグラス、氷が溶けて「カラン」って鳴った。

最初は「うあぁぁぁ!」だった泣き声が「うえぇん...、」ってなってって「っっく、んっく」ってなってきた。
少し落ち着いてきたかな。「大丈夫ですか?どうしたんですか?」って探り探り聞いてみる。
「...、んっく。ごめん、ごめんねぇ。っく。」しゃくり上げるたびに、細い肩がゆれる。
「大丈夫ですよ。水、飲みますか?」ゆっくり手をほどいてみる。今度はためらいながらも離してくれた。
冷蔵庫へ向かう。牛乳。スヌーピーのグラスに注いで縮こまってる伊藤さんのそばにもどる。
もともと華奢で小さいけど、今はさらに小さく見える。消えてなくなりそうなくらいに。
「ありがと。んぐんぐ...。はぁ。ごめんね、びっくりしたよね。」真っ赤な目でこっちを見ながら、呟くような声。
「え、あ、はい。でもあのその、大丈夫ですか?」
「ごめんね。やっと落ち着いた。はあ...。まだダメなんだなぁ...。」伏し目。
「‘ダメ’?」
「うん。もう平気だと思ってたんだけど、雪、がね。」
「雪?」
「ふうぅ...。ごめん。ちゃんと話すね。気分変える。よしっ、お風呂入ろ。ヒガシくんもいっしょに入る?w」
「え!?いやいいですいいです!!」
「あはは。冗談よぉ。でも、いっしょでもいいよw」
「いいですいいですいいでsgmhglk」
「うふふ。じゃ、あっち向いてて。もぞもぞ...、」無造作に服を脱ぎだした。
あわてて目を閉じてあっち向いて座りなおした。正座。

いつもの伊藤さんに戻ったみたいだけど、まだ少し、なんていうか、さみしそう。
時々見せるわざとムリに明るく振舞ってる感じが、いつもよりかなりぎこちない...。

伊藤さんの心のキズに触れちゃったのかな。
申し訳なく、何があったのか、さみしさ埋めてあげなきゃ、とか思いつつも衣擦れの音に反応して自己主張してる下半身を責める。

ぱたぱた、ぱたん。しゃわ〜。
0116名無しだって洗ってほしい垢版2010/02/24(水) 10:42:09ID:ndj3n23k
...手持ち無沙汰。いつまで正座して目を閉じてるつもりだ俺は?いつまで自己主張してるのだ下の方の誰かさんは。
自己主張が治まったのを見計らって、足をくずしてテーブルに向かって目を開けてたばこに火をつける。
たばこ吸いながら、ここ小1時間の出来事を思い返してみる...。答え出るはずもなく。
伊藤さんが『ちゃんと話す』って言ってくれたんだから、それを待とう。それまで何をしようか。
短くなったたばこを灰皿で消して、とりあえずテーブルの片付けでも。カレー皿やグラスをシンクへ運ぶ。
手を動かしてると余計なコトを考えずにすむ。あ、表の原付も起こしておこう。
こっそりと玄関開けて無様に転がってる愛車を起こす。カウルのキズも幸いたいしたことない。

部屋に戻り、片付けた皿とグラス、ついでだから洗おうかと思い蛇口に手をのばしたとこで、
ウチで2ヶ所同時にお湯使うとお湯の勢い落ちたり温度下がったりして、おかんに怒られたこと思い出した。多分ここもそうなるだろう。
水だけだったら大丈夫かなー、と青い蛇口をちょっと開いてみる。
風呂場からは以前気持ちよさそうなシャワーの音が聞こえる。念のため弱い水量でカレーとマヨを洗い流し、スポンジに洗剤で洗う。
もうすぐ終了ってところで、風呂場の水音がやんだ。「ヒガシくーん、タンスからブラとパンツとってきてー。」
「え!ちょちょちょと!いやいやいやタンスとかブブブブラとかパパパdftgyjkpl」
「うそうそwあっち向いててね。」ぱたん。ぱたぱた。ごそごそ。
目をぎゅっと閉じてシンクの中で皿を持ったままフリーズ。水が手にかかってるけど微動だにもできない。冷たい。バスタオルのみの伊藤さんがすぐそばにいやいやいかんいかnあqwせr
「もーいーよwごめんねおどかして。」背中のすぐ後ろから声がした。恐々目を開くと、ラフなスェット上下にすっぴんの伊藤さんが冷蔵庫開けてる。
「あ、ありがとー洗ってくれたんだぁ。最近お風呂上りにこれがマイブームなの。じゃーん、クランベリー。」紙パックからグラスに真っ赤なジュースを注いでる。
「いやまだ洗い物途中で、」「いいよ、あとであたしが洗うから。ヒガシくんも飲む?お酒の方がいい?」「えと...、クランベリーいただきます。」
話し聴くのにあまり酔っ払ってたらアレだし。伊藤さんグラス2個とクランベリーのパック持ってテーブルに。俺も洗いかけの皿たちにキリつけてついていく。
0117名無しだって洗ってほしい垢版2010/02/24(水) 10:51:08ID:ndj3n23k
伊藤さん、さっきはテーブルの角をはさんでナナメに座ってたけど、今は俺の左隣に座ってる。
「ごめんねびっくりしたよね。あんなになっちゃうなんて自分でもびっくりした。」赤いグラスと白い頬のコントラストにドキッとした。
「いや、えと、何があったんですか?」おいおいそんなにいきなり核心つくなバカ俺のバカ。ちっとは気遣えバカ。ごまかしに俺も赤いジュースを口に運ぶ。
「うん...。あたしね、両親いないの。」遠巻きには知っていたが、直接聞くのは初めてだ。
「はい。」
「高校生の頃にね、事故で亡くしたの。あたしの卒業パーティー終わって、友達の家に迎えにきてくれる途中に。」
「...、」
「お父さんもあたしが卒業したの嬉しかったみたいで、お酒飲んじゃってたんだけどお母さん乗せたクルマで雪道走ってスリップしてそのまま。」
「...。」
「事故の報せ聞いてその友達のご両親が病院まで連れてってくれたんだけど、みんなに迷惑かけたとかみんなのヨロコビを心配に変えたってことへの怒りが先に立っちゃって。
 病院に向かうクルマの中で、お父さんのバカ!お母さんもなんで止めてくれなかったの!?って気持ちでいっぱいだった。声にも出てたみたい。友達から後から聞いて気付いたの。
 友達に、ごめんねごめんねウチのバカなお父さんのせいで、って繰り返してた。お父さんもお母さんもケガとか病気とかと無縁の人だったからこれっぽっちも心配してなかった。
 クルマのガラスに大粒の雪が当たっては後ろに飛んで行ってたのをすごい覚えてる。お父さん病院でいつもの調子で‘がははすまんな奈津子ぉ’って笑ってると思ってた。
 で、病院に着いたら...、お父さんもお母さんもベッドの上で顔に白い布かぶせられてた。
 え?どういうこと?布めくっても声かけてもゆさぶっても叩いてもつねっても何も言ってくれない。お父さんもお母さんも冷たくて笑うどころか目も開けてくれないの。
 その後のことしばらく覚えてない。友達に聞いたら、あたし『お父さん、お母さん、死んじゃったの?』って言ったきり青い顔でお医者さんとか警察とかの説明聞いたり、叔父さんとお葬式の段取りしたり。
 叔父さんが優しい人だったから、負担になることは全部かぶってくれた。あたしはおにんぎょさんみたいに叔父さんの言うとおりに動いてた。
 お葬式も終わって保険とかあんまりなかったけど遺産とか税金とかひととおり終えて、叔父さんにありがとうございました、って言って叔父さんに送られて夕方1人で家に帰って扉閉めたら...、
 靴も脱げなくてその場で動けなくなってドアノブ握ったまま初めて泣いた。声は出なかった。ノドがケイレンして涙と鼻水が床に落ちてたまっていくんだけど、その水溜りにひざついて。
 その内横に倒れて床の冷たさに体中が冷えて行くのわかったんだけど、現実感なくて、このまま冷たくなって死んじゃいたいって思った。
 お父さんもお母さんも大好きだったのに、お父さんの‘死’っていう裏切りが悔しかった。記憶の中にしかなくて、これから感じることができないお母さんの暖かさが悲しかった。
 何より事故の報せ聞いて心配しなかった自分が許せなかった。ほんとに死んじゃいたかったよ。全部信じられなくなったし全部許せなかった。
 泣くのって体力使うよね。いつの間にか眠ってたみたい。気がついたら朝になってた。
 冷え切って縮こまってガチガチになった体を起こして目を開こうとしたら、涙でかたまって開かないの。目だけじゃなくて顔中ハナミズとかヨダレとかでガビガビwあははww」
0118名無しだって洗ってほしい垢版2010/02/24(水) 10:56:28ID:ndj3n23k
「...、」真っ赤なクランベリーを口に運びながら淡々と話す口元から、一時も気が離せなかった。
「あたしそのまま凍死しててもおかしくなかったんだけど、ギリギリのとこで目が覚めた。お母さんがいつもみたいに肩ゆすってくれたような気がしたの。あの世から手のばしてくれたのかな。
 ひざも腰も背中も首も肩もガッチガチなまま四つん這いで自分のベッドに移って、そのまままた眠った。目が覚めたら顔がさらにヒドいコトになってたwあははww」
「...、」
「なんとかお風呂わかしてゆっくりつかって状況整理したら、また泣きたくなって。泣いちゃだめ、泣いたって何も解決しないよ!って思えば思うほど涙とまらなくて。
 お風呂に2時間くらいつかってた。気付いたらノドが乾いてしょうがない。お風呂もそうだけど涙とヨダレで乾ききってたんだろうね。お風呂の蛇口に口つけて水飲みまくった。
 お風呂出て冷蔵庫開けてお父さん用のビール無理に飲んで、まんがみたいにプハー!って言ってみたらなんとか落ち着いたの。そのまんがっぽさ加減にわざとプッて吹き出してね。」
「ええ。」
「それから半年くらいは時々ズドーンと落ち込むこともあったけど、こっちの短大に通う予定でこのアパートも借りられて、短大にはなんとか通えてた。
 叔父さんが、急いでこっちに出てかなくても、ウチにしばらく居てもいいよって言ってくれたけど、逆に新しい環境に身を置いて、気持ち切り替えたかったの。」
「...、そうですね。」
0119名無しだって洗ってほしい垢版2010/02/24(水) 11:02:39ID:ndj3n23k
「でね、短大2年の春にカレシができたの。あの事故から1年ちょっと経って落ち込むこともかなり少なくなって、少しずつ人を信用できるようになって。
 顔とか身長はナミだったんだけど優しかった。人並み外れた優しさを持ってる人だったよ。お金持ちだったからかな、誰からも好かれてて信頼できる人だったよ。 
 ん?何その顔?妬いてんの?w」
「いや、妬くも何も俺そんな、」
「あははヒガシくん顔赤いwwごめんね、からかったワケじゃないのよwあははw」
「はぁ...。」
「そのカレ、ほんとにあたしのこと大切にしてくれた。両親のこと、さすがに全部は話せなかったけど、少しずつ話し出すと親身になって聞いてくれたし、涙出ちゃったら抱きしめてくれたし。
 暖かかったな...。ほんとにいい人だったよ。」
「...、」
「あはは、ヒガシくん安心して。‘だった’って言ってるでしょ。もう会えないの。」
「会えない?」
「うん。その人も死んじゃったの。雪の日に。あたしとデートの帰り。
 バレンタインに映画見てちょっといいお食事して少しお酒飲んで駅まで送ってくれて、別れ際チョコあげたらプレゼント返してくれて‘ホワイトデーは来月よw’って笑ったときに雪が降り始めたの。
 ‘あ、雪’って偶然ハモって2人で吹き出した。ほんとにありがとうじゃまたねって別れて、カレがカレの家の近くの駅から歩いて帰る途中、
 飲酒運転でスリップしてきたクルマに巻き込まれた。」
「えっ、」
「うん。状況似てるよね。そのときはあたし壊れちゃうんじゃないかって思った。実際少し壊れてたのかもね。この部屋に半年くらいひきこもってた。
 朝か夜かわからない生活で、眠くなったら寝てお風呂も1週間に1回ざぶっとつかるくらいで、食事もコンビニでちょこっと甘いもの買ってきて。
 体重落ちまくってたし肌ガサガサだったし、食べてない上に便秘でおつうじ10日に1回くらいだったし、生理も止まってたし。」
「あぁ。」
「あ、ごめんw
 何かやろうとしたらカレのこと思い出して何もできなくて。‘失った’って言うより、また‘裏切られた’って気持ちだった。何も信じられなくて。
 カレのこと振り切ろうとすると両親のこと思い出してまた落ちて。死んじゃいたいとも思えなかった。死に向かうのってすごいエネルギーいるよね。負に向かうエネルギーだけど。
 で、ちょうどお盆の頃にね、体力弱りきって暑さに負けてゴミ屋敷で全裸で横になってあえいでたら、ゴミの山の奥の方にキレイな紙袋が見えたの。
 這いずってって手に取ってみたら、カレがバレンタインにくれたプレゼントだった。」
「...、」
0120名無しだって洗ってほしい垢版2010/02/24(水) 11:05:47ID:ndj3n23k
「キザなんじゃないの。何かの折りにちょっとしたプレゼントくれるような優しさの人だったの。
 呼ばれた気がして吊られるように包み開けたら小さいアクセサリーと‘ありがとう。忘れないよ。’ってメッセージカードが入ってた。
 ひさしぶりに泣いた。わんわん泣いた。忘れちゃだめだけど縛られてちゃもっとだめだよ、って聞こえた気がした。ほんとにカレがお盆で帰ってきてくれてたのかもね。
 ほっぺた両手で叩いてゴミ全部まとめて部屋キレイにして熱いお風呂わかして濁った汗全部流して、半年ぶりにドライヤーで髪整えてお化粧して、
 そのメッセージカード胸に入れて両親のお墓参りに行った。叔父さんにも挨拶しに行った。
 叔父さん、カレが亡くなったこと知ってたから心配してくれて連絡たくさんくれてたんだけど、ずっと応える気力なくて。そのこともお詫びして。
 叔父さん許してくれるどころかやせ細ったあたしにびっくりして、その足で焼肉屋さんに連れてってくれたの。そこであたしガバガバ食べちゃってw
 ‘それだけ食べられるならもう大丈夫だ。何かあったらいつでも言いなさいね。’って言ってくれて、その優しさに感激しちゃってあたし石焼ビビンバ食べながら号泣してたww
 その勢いで、次の日にあえて大切な人たちを奪ったクルマ屋さんに職を求めに行ったの。極端過ぎるわよねあははw」
「あ、それが、」
「そう。今のお店。
 店長はあたしがやせ細ってたから心配だったみたいだけど、面接ノゾいてた工場長と松下があたしのコト気に入ってくれて無茶推ししてくれたみたいw
 冷静に考えたら大嫌いなクルマ関係の仕事になんか就くことなかったとも言えるけど、今のお店みんな優しいから正解だったなって思うよ。
 松下の弱気なセクハラはウザいけどw」
「え、ええ...、」
0121名無しだって洗ってほしい垢版2010/02/24(水) 11:08:15ID:ndj3n23k
「さっきあたしが雪見てわめいたのもそういうコトなの。気付いたかも知れないけどお酒飲む人に抵抗あるのもそういうコト。
 だいぶ時間経ったから大丈夫だって思ってたんだけど、ねぇ...。
 ヒガシくんの優しさがカレにダブったのかも。ヒガシくんの不器用さがお父さんを思い出させたのかも。」
「えっ...、」
「ごめんね違うの違うの。カレはカレ、お父さんはお父さん、ヒガシくんはヒガシくん。
 ...。ほんとはね、ずっと前から気付いてたの。ヒガシくんってあたしの過去を抉る人だなって。」
「え、ごめんなs」
「だから違うんだってば!謝らないで!怒るわよ!
 なんか大事な人だな、って思ったの。この人ってあたしにすごい、影響与えるって言うか、力をくれるって言うか、あぁんうまく言えない。
 とにかくあたしは...、あたしはヒガシくんが好きになっちゃったの!初めて会ったときに心のまん中にヒガシくんが入ってきたの!ずっとずっと好きだったの!
 前カレとかお父さんとか関係ない!ただ好きになっちゃったの!
 でも...、でもあたしが好きになった人はあたしの前からいなくなるから好きって気持ちを殺してたの!好きにならないようがんばってたの!好きって気持ちにウソついてたの!
 好きになればなるほどあたしのそばから離れて行っちゃうの!もうあんなさみしい思いしたくない!イヤなのイヤなの!だから好きになんかなりたくなかったのに、
 でも抑えきれないよ。だってこんなにそばにいるのにガマンできないよぅ。ヒガシくん、大好きだよぉ...。大好き、大好き!うぇええええ...、
 でも好きになるのが怖い、怖いよぉいなくなっちゃうぅうぇええええ」

俺の左肩におデコを押し付けて、また手首から手の甲にかけて爪を食い込ませてる。皿洗ったときに洗剤がシミたのはひっかかれたからかぁ。
あららまたひっかかれてる。ウチのわんこより爪するどいなぁ。
0122名無しだって洗ってほしい垢版2010/02/24(水) 11:13:43ID:ndj3n23k
アホか俺は!現実逃避するな!!
「伊藤さんがそう望むなら、俺はどこにも行きませんよ!」
「そんなことわからないじゃない!いなくなっちゃうのはイヤだよ怖いよ!うぇええええ」
「大丈夫ですよ。俺はいなくなったりしません。」
「わからないよぉそんなのわからないよぉひっくっっく」
「確かに絶対じゃないけど、俺は伊藤さんのそばにいます。がんばってそばにいます!」がんばれ俺!ぎゅってしろ!ぎゅぅ!そうだぎゅうう!
「ひっく、んっく、でも、でもあたし、疫病神だよ。ヒガシくんも不幸にしちゃうよ。」
「怒りますよ!俺は運だけは強いんです!伊藤さんは今まででこれからの全部の不幸を使い果たしたんですっ!」
「ふえ?どういうこと...?」
「いいですか?今まで伊藤さんに起きたことで疫病神は疲れ果てたんです!もうこれ以上悪いことは起きません!
 俺は福の神だから、疲れた疫病神なんて簡単に追っ払えます!
 それに...、」
「それに...?」
「それに、」えぇい!がんばれ俺!「俺は伊藤さんのことが大好きだから何があってもずっとそばにいます!俺はあなたが大好きですっ!」よく言った!もう1歩!!行け!!
0123名無しだって洗ってほしい垢版2010/03/08(月) 20:33:02ID:Dv+ylZT4





                       あなたも「和式派」なんですか・・・?
0128名無しだって洗ってほしい垢版2013/06/16(日) 19:02:15.19ID:XZmnIECF
続く、、、かなあ?
0130名無しだって洗ってほしい垢版2015/12/20(日) 05:08:16.85ID:HRFPHTii
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多目的トイレで不倫行為を重ねたアンジャッシュの渡部建

素敵な恋物語だよね
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