民主党資金無断移動:民主県連、生活議員をあす提訴 資金4500万円返還求め /岩手

 民主党県連の管理する資金4500万円が、新党「国民の生活が第一」県連の口座に移された問題で、民主県連は
11日、生活の衆院議員と県議に対し、全額返還を求める民事訴訟を盛岡地裁に起こす。生活の2議員は「訴状を見ないと
コメントできない」とするが、両県連の対立は、法廷闘争に発展しそうだ。
 4500万円は生活代表の小沢一郎氏が民主党に離党届を提出した翌日の7月3日、民主県連の口座から、後に生活に
移った菊池長右エ門衆院議員(比例東北)と佐々木順一・前県連幹事長(県議)の資金管理団体に寄付として送金。その後、
生活県連の口座に振り込まれた。
 民主側は「分裂は解党ではなく単なる集団離党。離党者に対し資産を分配する選択肢はない」として全額の返還を求めて
いたが、生活側は「原資は民主と自由両党合併の際の自由党の資金」などとし、返還を拒否。民主県連は当初話し合いでの
解決を模索したが進展がなかったとし、提訴の方針を確認していた。また、民事訴訟とは別に警察への被害届の提出も検討
しているという。

http://mainichi.jp/area/iwate/news/20121010ddlk03010247000c.html