>>421
このスレタイの多世界解釈モデルによって量子力学の初心者でも確率、数式無しで
量子力学の結果を矛盾なく解釈できることが解った。

(1)量子テレポーテーションは、多世界モデルによれば光速以下の(暗号化)情報伝達であり
瞬間的・超光速の情報伝達のパラドックスは起こらない。

(2)従来のノイマン型コンピュータでは2^n個必要な問題を、1個の量子コンピュータで
多世界モデルの2^nの仮想コンピュータが同時並列的に計算することで解決する。

(3)遅延選択実験の多世界解釈モデルでは、”観測で過去が変る”ようなパラドックスは
全く無く、過去の波動関数の状態が再現される。

3例のように多世界解釈モデルで量子力学の結果が正しく説明できる理由の根拠が
元の一つの仮想現実(世界)に対応する波動関数が、多数の仮想現実(世界)に対
応する波動関数に(量子と観測装置の相互作用で)決定論的に時間発展している
量子的宇宙が物理的実在だと仮定しているからである。

多世界解釈モデルをが取っ付きにくい理由は、マクロ世界の熱力学を分子運動世界の
統計力学(位相空間)で理解するのが難しいのと似ている、さらに(無限の数の)
量子的宇宙なら尚更だ。
当然、実際の量子力学計算は始状態と終状態の(分岐世界)計算方法を学ぶ必要がある。