朔日(第一日)夜示衆に曰く、夫れ禅定を修する者は先ず須く厚く布団を敷き、結跏趺坐して寛く衣帯を繋け、脊梁骨を豎起し身体をして斎整ならしむべし、而して始め数息観をなすべし。
無量三昧の中には数息を以って最上となす。
気をして丹田に満たしめ而して後に一則の公案を拈じて直に須らく断命根を要すべし。
若し是の如く歳月を積んで怠らずんば、縦い大地を打って失する事有るとも見性は決定して錯らず。
豈努力せざらんや。豈努力せざらんや。