2010年(主日C年) 10月10日 年間第28主日

王下 5:14〜17  IIテモ 2:8〜13  ルカ 17:11〜19
「この方は、ダビデの子孫で、死者の中から復活されたのです。」(IIテモ v.8)

この句は恐らく当時の信仰宣言から引用されたもので、ロマ 1:2-4 などにも同様の記述が見られます。
イエス・キリストの救いは、ある日突然湧いて出て来たような事件ではなくて、神の深い計画による救済史の中での出来事であったことを、思い起こしましょう(ロマ 3:25-26、エフェ 3:3-6、ヘブ 1:1-2 参照)。
父なる神は 「死者の中からのイエス・キリストの復活によって」(Iペト 1:3)、罪と死と悪魔に勝利して、私たち信じる者に神の義を与えてくださいました(ロマ 3:21-24, 4:25)。
それによって私たちキリスト者は今、生き生きとした神の国の希望に生きています(コロ 1:5、Iペト 1:3-5)。

カトリック教会の中にも、歴史的にいろいろな種類の "敬虔" があって、一面では大いに信者の信仰心を高めて来ましたが、他面、やや的の逸れた 「軽率と無謀な熱心」(エキュメニズムに関する教令 24) も産み出して来ました。
現代の教養あるカトリック信者は、自分の信仰理解が、「キリスト・イエスによる救いを永遠の栄光と共に得るため」(IIテモ v.10) という基準に照らして、十分に健全なものになっているだろうかと、反省しなければなりません。

・・・・・ 以下、本文参照。
http://www.kuwaei2000.com ●Archives● より