【遠野遥】芥川賞受賞した【破局】について語ろう。
今年の芥川賞を受賞した、遠野遥の「破局」について語りましょう。
書き込むにあたっては、
・過剰なネタばらしはやめてください。
・理路整然と書きましょう。
などのルールを守って書き込んでください。 「私を阻むものは、私自身にほかならない-。ラグビー、筋トレ、恋とセックス。ふたりの女を行き来する、いびつなキャンパスライフ。」
とキャッチコピーにあるが、「いびつ」だとはあまり感じられなかった。 一回読んだだけではこの小説の良さは分からなかった。
「この小説のどこが芥川賞?」という感じだった。
色々な評論を読んで、解釈を読んで、少しずつ理解しようとしている。 そりゃそんなに簡単に分かったら芥川賞の値打ちないし・・・。 選考委員の1人の平野氏はこの小説を一押ししていた。 Amazonでこの本を購入した人には低評価の人が多かったな。 麻衣子と灯はゾンビとバケモノ。
あんなのとつき合いたくもないし、近くにもいられたくない。 主人公のことを「サイコパス」とか「キモイ」とか「怖い」と言う人が多かったと作者は書いていた。
Twitterで小説の感想を書く人は女性が多いし、女性からしたら主人公の性欲は異常に見えるだろう。
しかし、男性から見れば男はみなあの程度の性欲は持っているものである。何ら批判されることはないのではないか? スズメとツバメの区別が大学生になってやっとついたとか
木の色の鳥と聞いて枝ではなく葉の色を想像してスズメを緑だと思うとか
この常識の欠如は病的で
破瓜型統合失調症か高機能広汎性発達障害かと思う。
以上の話は主人公の友人である「膝」についての表現だが
この「膝」は主人公の分身だと思う。まさに膝のように体の一部。
なぜ「膝」なのかは「ひじ」と「ひざ」の区別がなかなかつかなかったから
そういうあだ名がついたと推測される >>13
スズメとツバメの区別がつかない人間が合格出来る慶応大学って、レベル低いんだね。 この作家の視点はすごい。
「ha | za | maはha | za | maと言われなくてもha | za | maとわかるからすごいですね」 灯が主人公を籠絡するために使う道具がケーキである。
主人公を自分の家に連れ込むためにケーキを用意してムリヤリ自分の家に上がらせるのだった。
もうこの時から灯は性欲ゾンビになり始めていたのである。 「急いでもう一度ベッドに戻った。仰向けになり、胸の上で両手の指をしっかりと組み合わせ、交通事故で死ぬ人間がいなくなればいいと思った。働きすぎで精神や体を壊す人間がいなくなればいいと思った。誰も認知症で子供の顔や名前を忘れたりしなくなればいいと思った。すべての受験生がこの春から望んだ学校に通えていればいいと思った。何かの夢に向けて努力している人間がいるなら、その夢が今日にでもまとめて叶(かな)えばいい。しかし祈った後で気づいたが、私は神を信じていない。私の願いなど、誰も聞いてはくれないだろう。」
この文章は作者がこの小説に普遍性を持たせるために書いた文章の一節で、「神の存在を信じないから心の安定を得ることが出来ず、現代人は不幸である」と解釈させたい文章である。 >>17
作者はインタビューの中で「人間は人の為に祈りたくなる時があるじゃないですか。そういうことでこの主人公はリアリティを持っていると思いますよ」と答えています。
しかし、その数ページ前にも巡査部長が猥褻な行為をして捕まえられたニュースを見て「悪いことをした奴は捕まえられたらいい」と突き放したことを言っています。
この落差は何なのか? 主人公の性格を複雑で曖昧模糊にしたい意図があるのだと思います。 二股恋愛については主人公には「してはいけない」というマイルールは無いんだな。 なんJ🌵部discord
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高学歴募集 エロ小説として読んだら面白いんだけど、純文学としては読みづらいな。
ストーリーは平坦でつまらないし、あちらこちらで破綻してるし、ラストは作者のご都合主義でムリヤリ辻褄合わせのように設定されて終わるし、あまり納得のいくものではなかった。 >>23
麻衣子の長い話の中で、「麻衣子と主人公は小学生の時から同級生」という設定となっている。
しかし、そのすぐ後で「彼ら(麻衣子と膝)は同じ付属校の生徒だったから、膝との付き合いは私より麻衣子のほうが長かった。」と書かれてある。
明らかに矛盾する。
こういう小説で設定が矛盾すると、たちまち溜め息をつきたくなる。 カミュの異邦人みたいな小説と評されている。
異邦人も暗〜い小説で読む気がしない・・。 麻衣子みたいな上昇思考の強い女は、どんな高級なレストランで食事させてやっても、どんな高級なホテルに泊まらしてやっても決して満足しない女である。こんな女は扱いにくいだろう。
そのくせプライドは高いから、捨てられたと分かると陰湿な復讐に出るのである。
いかにも慶応にいそうな女である。 >>24
小学校の時に一緒だったけど、麻衣子は高校から慶応に入ったってことじゃないの、
膝とは大学と高校で7年
主人公とは義務教育の9年
と考えれば矛盾じゃない あ、膝との付き合いか。
だったら、主人公と膝は大学の四年
どちらにせよ整合すると思うが >>18
落差は無いでしょう
主人公は単に常識に過剰に合わそうとする性格で
いい人に幸福を
悪い人はやっつけろ
みたいな発想 いきなり4連投って、もっとおかしい奴が来たね・・・。 小谷野よりもおかしい奴って意味か?
自分が小谷野と告白してるようなもんよ 阿部和重の『アメリカの夜』(原題は『生ける屍の死』=ゾンビ!)の
影響があるような気がする。
ラグビーのくだりがクライマックスの伏線になってそうなあたり。
阿部ちゃんのも、ブルースリーの格闘訓練が伏線となって
ラストに喜劇的に回収される。 >>33
意外と去年のラグビーW杯と映画「カメラを止めるな!」から構想を得てたりして。 文藝春秋のインタビューによると、著者の遠野氏は「ツイッターで陽介についての感想を見ていると、「気持ち悪い」「サイコパス」「共感できない」「怖い」というものが多いからです。
そんなこと言われると傷付きますよね。陽介と自分は結構似ているところがありますし。私は目の前にいる人の話に集中することがあんまり得意じゃない。陽介も話を聞いていない。
例えば高校の部活の先輩と焼肉を食べるシーン。先輩の話をまるで聞いてなくて、女の店員を見ながら「彼女と似てるな」とか考えたりしているんです。そういうところが似てると思います。」
・・・陽介を批判されると、遠野さんもけなされている気持ちになる。
「そんなに嫌わなくていいんじゃないかと。(中略)この主人公にどこか重なる部分を持つ人はいるんじゃないかと思います。
少説にも出てきますが、朝起きて急に人の幸せを祈りたくなる時ってありますよね。陽介は結構、リアリティを持った人間のような気はしていますね。」
やはり小説の主人公って、著者の性格を入れてあるんですね。破局の主人公は遠野氏の分身みたいなところもあるんですね。 >>35
あとレストランなどでクチュクチュと音をたてて食べる奴も嫌いだと言っていました。
作者はナルで神経質っぽい風貌をしているけど、本当に神経質なんだなと思いました。 元カノに強チンされ
発射する瞬間に
彼女が腰を外して
自らの顔にかかってしまうくだりは爆笑
こんな面白いこと、よく思いついたな 「遠野遥」って、本名じゃないんだな。どこまでボカすのやら。 遙か遠くってことだろ
もう一人の高山羽根子ってのも
高く跳ねるみたいな意味がありすぎる筆名。
黒木瞳とか宅麻伸みたいな 芥川賞の選考委員の松浦寿輝は選評で「破局」を「底流しつづけていた「不穏」が最後に爆発するが、この「破局」にはしかし意外に衝撃がない。
取り返しのつかないカタストロフというより、若さの無思慮ゆえのちょっとした失態といった程度にしか読めない。
この男、公務員になりそこねたところで、高校時代のラグビー部の先輩のつてで建設会社にでも入り、そこでけっこううまくやっていきそうではないか。」と評しておられた。
私もこの選評に同感であった。 でも、それが悪いことなのかな。
松浦と言ったら「あやや」だろ >>37
マイケル・レーマン監督
ジョシュ・ハートネット(ハーネットだっけ?)主演の
映画「恋する40DAYS」あたりが元ネタかもしれん。
禁欲して溜まってる男を元カノが今カノへの嫉妬から強チンするシーンがあった。
今カノとの質素なデート(映画ではコインランドリーとかバス内でデート、
小説のほうは隠れんぼ)なんかも共通する雰囲気がある。
ポンジュノの映画がどうだとか受賞後インタビューで語ってたから
レンタルdvdとかで見てそう インタビューでの
コンビニに入ろうと思ったらステーキ屋にいた
というボケは
単なる天然ボケというより
嫌味な自慢が入ってるのでは?
だとしたら冴えてる 遠野氏のおかしい思考や行動が主人公の性質そのものだからな。 村上春樹の登場以降、若い作家がみんな春樹文体になったように
(ビートたけし以降、若者の喋り方がコノヤローバカヤロー
後ろから殴ってやろうと思った等、たけし風になった。松本人志もしかり)
遠野以降、遠野的作家が増えるかも、などと
誰か言ってたな。ネットに多そうな高機能発達障害的キャラってことだろう。 芥川賞受賞のインタビューで「相手の話に集中出来ない。学校の授業とかもなかなか理解できなくて苦労した。破局の主人公と僕は似ている。何かを考えている途中でほかのことが気になって、最初に考えていたことを忘れる時もあります。」
と遠野氏は答えている。
そんなことでよく慶應大学法学部に合格したな。 アホウ学部と昔は言われてたからな
経済が看板学部だったんだが最近は商学部と偏差値が同じらしい
灯ちゃんは商学部なのに法学部を優等生だと言う。
今は、法学部>経済学部=商学部なのか?
SFCは問題外? 弘中アナも慶応法学部で
年齢も同じくらいじゃないか?
面識はあるのか 早生まれだから、弘中さんのほうが一学年上でした。
しかし、麻衣子?のモデルになってたりして。
雰囲気的には灯っぽいけど。
遠野にまたがって射精させたりしてたのかwww ということは群馬県民の末裔か。
前橋出身の高級官僚の息子の桜井翔とか
父親が桐生出身のエリートサラリーマンの窪塚洋介とか
群馬暴威(ロックバンドのボウイが横浜銀蝿に対抗してつけられそうになった名前)=
グンマボーイは才色兼備が多いね。
中曽根も祖父はともかく、弘文と康隆はイケメン親子 これ
https://twitter.com/toon_key/status/1200278117220147201
見ると、祖父もイケメンだったな。
群馬のサッカー選手もイケメン揃い、野球もトレンディエース(笑)こと渡辺久信も
文学関連ではやはり朔太郎
https://twitter.com/5chan_nel (5ch newer account) 子供時代の麻衣子が不法侵入者と自転車で対決するシーンは
大江の「静かな生活」第一章で
ヒロインが痴漢と自転車で対決するシーンと似てる。
ところで、ここでは櫻井敦司の件はあんまり話題になってないね
スレ違いといえばそれまでだが