同族企業の坊ちゃん社長は例に漏れずプライドの高いワンマンなのである

同族企業の名物といえば、2世や3世の坊ちゃん社長。なんの実績もないまま、会社に
やってきたかと思えば突然上司となり、威張り散らすアレです。実習先の同族企業も
例に漏れず坊ちゃん社長でした。ロクなマネジメント経験もないまま上司となり、
さらにはエレベーター式で社長に就任。電話の声は無駄に大きく、フロアに響く声が
とても不快だったのを覚えています(笑)配属された部署の社員さんに話を聞く限り
だと、基本的には社長のトップダウンで全てが決まり、その日の気分で意見がコロコロ
変わるようでした。少しでも社員が意見を言うと顔を真っ赤にして怒り、プライドだけ
は一人前のようです。創業者や2代目が大きくして軌道に乗せた会社を、使えない3代目
が継いで会社が停滞する。同族企業のあるあるですが、どうやらその当時、この会社も
同じような状況にあったようです。

同族企業のじーさん役員が社用車で事故⇒経理担当者が必死に後片付け
僕が配属されたのは経理だったのですが、会社に通い始めて1週間くらいたったころ、
先輩社員がいつもと違う様子で朝からバタバタしていました。「今日は何かあるんで
すか?」と聞くと、役員が社用車で事故を起こしたとのこと。何か大事な手続きでも
あるのかと思ったら、単に「じじいが起こした事故の後処理」だったようです。
一通り事故処理が片付いたあと、普段は優しい先輩社員がボソッと「いるだけが仕事の
じじいが仕事増やしてんじゃねーよ」と、思わず心の声が漏れてしまったようで
愚痴っていました。ここぞとばかりに僕も「そうですね!本当に邪魔ですね!」と
応戦し、その後じーさん役員達の悪口で盛り上がって意気投合したのはいい思い出です。