世論調査依存に強く警告=トランプ氏勝利的中の米教授−大統領選予想
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016121200026&;g=pol
 【ワシントン時事】見通しを誤り、大きな課題を残した選挙予想は、日本と同様、
世論調査結果に依拠している。しかし、それに全く頼らず、9月の時点でトランプ氏
が勝つと予想した大学教授がいる。教授は、世論調査に依存する危険性を強く警
告している。
 アメリカン大学のアラン・リクトマン教授(歴史学)は、大統領や大統領選の歴史
を専門としている。教授は1860〜1980年の大統領選を分析し、選挙予想モデ
ルを81年に考案した。
 このモデルは、現職大統領の与党が大統領選で勝利できるか否かを見極める
13の指標から成る。現職出馬の有無や、中間選挙の成績、景気動向、外交
・軍事上の大きな成果あるいは失敗があるかどうかといった項目が含まれる。
 今回のように6項目以上が大統領与党に不利なら、与党候補は負けると予測さ
れる。リクトマン教授はこれにより、84年以降全ての大統領選結果を的中させて
きた。移ろいやすい支持率レースではなく、与党の政権維持能力を見定めるわけだ。
 教授は、大統領選予想に世論調査は役に立たないと見ている。「世論調査はス
ナップ写真だ。選挙をシミュレーションするのはある時点だ」と語る。一時の情勢だけ
では「(投票日の状況を)予想する判断材料にはならない」と考えている。