新聞各紙では、例年通り大型番組が次々と放送され、中でも元日放送の『芸能人格付けチェック!2019お正月スペシャル』(テレビ朝日系)は
19.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と高視聴率を記録。しかし一方で、近頃ではテレビ東京にも差を付けられつつあるフジテレビに関しては、
ゴールデンバラエティが「軒並み爆死」したようだ。

 昨年12月30日、フジは午後9時から関ジャニ∞・村上信五の特番『村上信五のスポーツ奇跡の瞬間アワード2018』が放送され、視聴率は5.5%と大惨敗。
村上は2017年から『FNS27時間テレビ』のMCを任されており、フジと良好関係を築いてはいるものの、数字に結びつくまでには至っていないようだ。

「翌31日は、ボクシング元5階級制覇王者のフロイド・メイウェザーが参戦した『RIZIN.14』を放送。こちらは午後6時台で5.7%、ラストの10時台が7.5%と、
『NHK紅白歌合戦』や『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! 絶対に笑ってはいけないトレジャーハンター24時』(日本テレビ系)の14.3%には敵わないものの、
かろうじてダブルスコアでの惨敗は逃れています」(芸能ライター)

 続いて元日では、恒例の『さんタク』が7.2%のトップを記録するも、坂上忍MCの『ニッポンよ!セカイを倒せ!フジヤマ!』が、前半3.4%、後半2.2%という、
衝撃的な大惨敗。

「裏番組は『格付け』のほか、『ウルトラマンDASH』(日本テレビ系)15.4%と強豪もありましたが、『関口宏の東京フレンドパーク元日SP』(TBS系)8.0%、『YOUは
何しに日本へ? 新年あけおめ“怒涛のコラボ祭り”』(テレビ東京)6.9%と比較しても、明らかな爆死となっています」(同)

 さらに2日も、現在では不定期で放送される往年のクイズ番組の特番『新春! スーパードレミファドン!〜冬ドラマ豪華女優・俳優大集合SP〜』が放送されたが、
こちらも前半4.5%、後半5.5%と低水準だった。

「この日は日テレが『新春しゃべくり007超最強ゲスト初夢共演SP!』で11.2%、テレ朝『夢対決2019とんねるずのスポーツ王は俺だ!! 5時間スペシャル』が11.6%、
テレ東『緊急SOS! 池の水ぜんぶ抜く大作戦 お宝出た!出た!2019 2大名城プロジェクト』も11.1%と、他局は軒並み11%台を記録。すべてダブルゲーム差
以上となってしまいました」(同)

 昨年、一部ドラマの視聴率が上昇し始めたことで、19年のフジに期待する声が業界内でも多く聞かれていたが、この状況を見る限り、下剋上となるのはもう少し
先の話になってしまうのかもしれない。