悪魔の首飾り [無断転載禁止]©2ch.net
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『世にも怪奇な物語』(原題: Histoires extraordinaires)は、
1967年製作の3部構成からなるオムニバス形式のホラー映画。
フランス・イタリアの製作。原作はエドガー・アラン・ポーの小説によるもの。
この第3話 が「悪魔の首飾り」(F.フェリーニ)。 或る会話。
・明智小五郎: 君、あの少女は幽霊かね?
・金田一耕助: いや、私は違うと思ふ。むしろ化け物かも。
・小林少年: ボク見たよ。女子トイレを覗いたら居たよ。 あ!失言。
***
この映画の原作はポーの『悪魔に首を賭けるな』だが、F.フェリーニは全く別ものに脚色、というより別作品に仕上げている。
***
随分、昔になるが、2CHで此の映画が話題になった。オレが、此の映画の邦画名が何故『悪魔の首飾り』なのだろうか、と発言したら、或る人が以下のように答えた、いわくーーー
『フェリーニの映画では此の映画のタイトルは「トビー・ダミット」だが、それでは客の受けがない。だからオレは此の映画の宣伝マンになって考えたんだ。それで思いついた。 ところで、此のF.フェリーニの短篇はポーの原作を、はるかに凌(しの)いだ
傑作で、フェリーニ・ワールドを短時間で堪能でき、オレの最も好きな映画の一つ。
***
此の映画の最後のエンディング・ロールで、確かE.A.ポーの肖像画を背景にして、
ニーノ・ロータの不気味な音楽が流れる。
また、テレス・スタンプが此のポーの肖像画にそっくりな場面があって、
フェリーニの芸の細かさにシビれたものだ。
***
テレス・スタンプは、まさに適役で、これに匹敵する映画での適役さは、
ヒッチコックの『サイコ』のアンソニー・パーキンスだな。 この映画みてポーの原作(日本語翻訳)を読んだが、全然、面白くなかった。
日本語訳のせいかな。訳者は忘れた。
しかし、どうしてフェリーニは此れを選んだのだろうか? この映画、初めてみたときアノ少女は怖かったぁ
少女だから怖い この映画の何とも言えぬ浮遊感!!!
フェリーニ的喧噪と、そして最後の場面の静寂さと不気味さ。
さすがフェリーニ。 >>5
フェリーニはもともとポーの原作ではなくてザッポーニの短編小説を
映画化したかったらしいんだよ。
でもプロデューサーに「どんなに関係性が薄くてもポーの短編でなく
ては困る」と却下されて、最終的には好き勝手に翻案できるあまり知
られていない短編を見つけて来た、
ということらしいです。
クレジットには「自由連想的映画化」となっているそうです。
ものの本によると。
「撮影が終わるまで原作を読まなかった」というのは本当なのかフェ
リーニ流のリップサービスみたいなものなのか、分かりませんが。 >>11
へぇー、それは知らなかった。勉強になりましたよ。
オムニバスの他の二話にくらべ、この原作『Never Bet the Devil Your Head』は
確かに知られていませんよね。
私がもっている短篇集『Tales of Mystery and Imagination』(Everyman's Library 336)
には掲載されてませんからね。。(私は訳者は忘れましたが和訳本で読みましたが、
残念なから捨ててしまいました)
ポーの原作と無理にくじつければ、例の最後の首切断の場面ですかね。
しかし、この映像も、いかにもフェリーニらしいですからね。 >>11
今、ネットで、ザッポーニって検索したら、この人、脚本家なんですか?
作家だったら読んでみようかなと思ったんですが。
http://img-lib.musabi.ac.jp/search/index.php?app=person&mode=edit&data_id=8968 もともとホラーやファンタジー小説を書いていたらしいです。
Gobalという小説を読んだフェリーニが興味を持って脚本に迎えたそうです。
小説の作品リストはちょっと発見できませんでしたが。 テレス・スタンプは『コレクター』でカンヌ国際映画祭 男優賞を受賞してるけど、
まあ基本的に賞なんて、どうでもいいことなんだけど、『悪魔の首飾り』のほうが
断然、魅力的ですな。オレなら、、『悪魔の首飾り』のほうに賞をあげたい。 Wikiでテレス・スタンプの顔写真みたら老けていて驚いてしまった。
『悪魔の首飾り』の時は29歳だが、もっと若く見えた(20歳くらいかな)
今から48年程前の映画だから老けるわけだ。現在、76歳だそうで、当方も老けるわけだ。 >>17
とすると、あの女の子は今や婆さんか。婆さんでも怖いな。
黒塚の鬼婆みたいで。尤も幽霊なら歳とらないか(笑) スレチになるが怖い俳句っていうものがあって、池西言水という江戸時代の人の俳句を芥川龍之介が『点心』というエッセーで紹介している。
それを下記してみよう。
「姨(をば)捨てん湯婆(たんぽ)に燗(かん)せ星月夜」
「黒塚や局女(つぼねをんな)のわく火鉢」
「御忌(ぎょき)の鐘皿割る罪や暁(あけ)の雲」
「つま猫の胸の火や行く潦(にはたづみ)」
「夜桜に怪しやひとり須磨の蜑(あま)」
「蚊柱(かばしら)の礎(いしずえ)となる捨子(すてご)かな」
「人魂(ひとだま)は消えて梢(こずえ)の灯籠(とうろ)かな」
「あさましや虫なく中に尼ひとり」
「火の影や人にて凄き網代守(あじろもり)」
また例の芭蕉にもあって、以下のとおり。
「 骸骨の画(え)に
夕風や盆桃灯(ぼんぢょうちん)も糊(のり)ばなれ 」 そもそも昔の童唄というものは或る怖さがあって、仮の、あの少女が口ずさむとしたら、どんな唄だろうか。
それは手毬唄だな、たぶん。 この映画を再見したのは、だいぶ前だから、記憶違いかもしれないが、少女が切断された男の頭をつかむとき、その少女の顔をブルブルと少し震わせる。
この動作は猫にもみられる行為で、猫と共通点があるのかな。 あの少女は、ロングショットでは本当の少女を写しているけれども、
クローズアップではマリナ・ヤルーという当時22歳のロシア人モデル
を使っているんよ。 >>22
>マリナ・ヤルーという当時22歳のロシア人モデル を使っているんよ。
当時22歳ということは、お人形ではなくて、これも本当の元少女ってこと?
あの少女は推定するに12,3歳って感じだから、実在の適当な「怖い」少女が
みつからなかったのかな。 別スレ見てたら、テレス・スタンブ日本に居たことあるんだってさ。 ☆ みな様、衆議院と参議院のそれぞれで、改憲議員が3分の2を超えました。☆
総務省の、『憲法改正国民投票法』、でググって見てください。日本国憲法改正の
国民投票実施のためにまず、『国会の発議』、を速やかに行いましょう。お願い致します。☆ 31(サイ)GET
 ̄¨ ̄ミー-―r--、
`i ツ ⌒ヽir== y´ヽ
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:l| l: ll ::l ミ、 __,へ. , ィ
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:、::、ム、ニ三__}三三三三三三三三三三三ミムレへ V l l ヽ
:::: 、:: 、:: ::; ::; ̄ ̄''=三三三三三三三三ミ'ー--ヲト ┴┴┘ そもそも人間の首ってのは純粋な球体じゃないから、そんなに軽くコロコロ転がるはずがないんだよな。
というのは、ポーの小説じゃなくて、深沢七郎の「風流夢譚」読んだ時の俺の感想。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています