【4】「座がメッシュは腰痛の原因となる」ことの証明 (その10)

【座がメッシュのイスに対するハーマン・ミラー社の動向(その1)】

ハーマン・ミラー社は「画期的にも、座からクッションを取り除いた」とセンセーショナルにアーロン・チェアを売り出しました。しかし、最新作2012年発売のセイル・チェア
においては、「画期的にも、座面からクッションを取り除いた」はずが、電光一閃、プライドをかなぐり捨てて
                         
                                  「座面からメッシュをはぎ取って、座面にクッションを採用」

して原点回帰しています。決定的なことには、同社が最高傑作と誇るエンボディ・チェアでも「座からメッシュを取り除いた」疑似クッションを導入しているのです。それも
そのはず、エンボディ・チェアの座面を考察すれば、ハーマン・ミラー社が、正しく座面がメッシュのチェアの欠点を認識している事実に直面するのです。既述のworkah
olicの主張を再掲すれば、

          メッシュ生地は、ファブリック生地に比べてクッション性が高く、座面に体圧がかかると沈みます。お尻が沈み過ぎると姿勢が不安定になり、
          姿勢を維持するのに必要以上に筋力を使うことで腰に余分な負荷がかかり、いつの間にか疲労が蓄積されます。