【6】「ポスチャーフィット調節は腰痛の原因となる」ことの証明(その2)

そこで、背骨をS字に保つのに有効であると言われている第3腰椎の位置をご確認下さい。

http://www.kokuyo-furniture.co.jp/kaiteki_isu/

の4ページのサポートポイントBの部分です。ポスチャーフィット調節が決して届かない位置にあります。背骨をS字に保つためには、第3腰椎を後ろから支えなければ
背骨をS字に保てないのです。ランバーサポートならば、ランバーサポートを上下することで、第3腰椎を捉えられることが分かります。しかしながら、

                    ポスチャーフィット調節は、第3腰椎からほど遠い見当外れの部位である「お尻の真後ろ」を押す機能

であることが分かります。いいえ、見当外れどころか、

                                                      押す方向が「真逆」

なのです。冷静にお考え下さい。背中からお尻に向かうカーブは、万人誰でもお尻に相当する部分が後ろに出るS字カーブを描いています。お尻を前に押されて背骨が
S字を描くはずもありません。

                                              S字を崩す機能がポスチャーフィット調節

なのです。実際、ハーマン・ミラー社ですら、アーロン・チェア以降のチェアでランバーサポートを搭載するチェアの発売はあるものの、

                                  急場凌ぎに考案されたポスチャーフィット調節の搭載のあるチェアは1点としてない

のです。まさしく、急場凌ぎなのです。

革命的大発見として、ランバーサポートの代替に発案されたはずのポスチャーフィット機能が後継機種では採用されない理由を合理的に説明できる人がいるはずもあり
ません。ハーマン・ミラー社自身が、ポスチャーフィット調節など無用の長物と正しく認識しているのです。