長谷川櫂『四季のうた――文字のかなたの声』(中公文庫)を読了。

これは、>>35>>45で触れた『四季のうた――微笑む宇宙』の続編。

今回もいろいろ感心した詩歌はあるけれど、特に心に残ったのは美智子皇后
のお作。こんなにいい歌を詠める人だとは知らなかった。全部で十首紹介
されているが、二つだけここに引用する。

幾光年太古の光いまさして地球は春をととのふる大地

(いくこうねん たいこのひかりいまさして ちきゅうははるをととのふるだいち)

(続く)