────ムカデ対策 効果のあるもの 屋外編────

★屋外の清掃
 草を刈る、植木鉢や廃材などを片付ける、落ち葉を掃く。
 ジメジメ、暗い、風通しが悪いなどムカデの住処を無くす。地味ではあるがムカデ対策の基本。
 動かしようのない石垣や怪しい場所には薬剤を散布するなど、積極的な駆除も。
 ※ 除草剤を使う場合は手袋マスクを着用すること。グリホサート系は安全。
   ジクワット、パラコート系などの毒物・劇物指定のものは買わない、持っていても使わない。
 ※ 水でうすめて散布できる殺虫剤として、スミチオン乳剤などがある。園芸用品売り場で100ml 700円くらい。
   最大で1000倍程度まで希釈して使用できる。購入・使用前に必ず製品の注意事項をよく読むこと。
 ※ 清掃後、家屋を囲うようにムカデ粉・ムカデ博士などの薬剤を撒く。
   5〜10cmの帯状に、厚みを持たせて撒くこと。うすく粉を振るのではなく、運動場のライン引きに近い感覚で。

●ムカデ博士
 直径2mmほどの粒剤。効果はワンシーズン。代引き込みで10kg 5400円くらい。
 魚毒性あり。池や井戸水の側では使わない。
 水に濡れている間は効果がないが、乾くと復活。粒が大きいので雨風で散らばりにくい。

●ムカデ粉
 白い粉末状の薬品。薬局やスーパーで春頃からよく売っている。1kg 700円くらいから。
 効き目は強力だが、価格が高い、雨で効果が落ちる、粉が舞う、撒きなおしが必要。
 ※ 代用としてスミチオン粉剤がある。ホームセンター農薬売り場で3kg 800円程度。

●消石灰
 10〜20kgで500円から700円。ホームセンター園芸用品売り場で手に入る。
 強アルカリでムカデのエサとなる小虫類を退治。ムカデが粉の上を歩くことで、呼吸穴から粉が入り死ぬ。
 利点:安い、量が多い、土を硬くする効果もあり。欠点:粉が舞う、雨で効果が落ちる、撒きなおしが必要。
 強アルカリなので、目などに入ると危険。

★外壁への薬剤噴霧
 パウダースプレー型ムカデ粉や液体殺虫スプレーなど、垂直面に使用できるもの。
 ムカデ粉やムカデ博士でカバーできない、家の基礎部分や外壁下部に噴霧する。
 液体殺虫剤の場合、残効性がないと無意味なので、噴霧塗布による殺虫効果を謳っている製品を。