スレを読み返してみると、宇宙にどこでも生命が存在するなら、なぜ発見できないのか、
隣の火星にすらいないではないか、というレスが何度かある。
これは「どこでも」の程度の解釈に差があるためだろう。
ドレイクの方程式中の、ある天体に生命が生まれる確率を高めにとって1%とする。
これは人間の感覚だと非常に小さい確率だが、宇宙全体でみると生命がありふれている、と十分言える確率だろう。

太陽系内の大き目の天体は
惑星 8個
準惑星 5個
自己の重力で球形を保てる衛星 19個
全部合わせても32個しかない。
球形を保てない衛星や小惑星は無数にある。しかしそれらの天体は大気もなく、地質学的活動も乏しく、
生命のスープをかき混ぜることができない。

このとき太陽系内に生命が存在する確率は、1-(0.99^32) = 28%となる。
この確率では地球以外の天体に生命がいなくても不思議ではない。
しかも1%と見積もったのはかなり高めだ。実際にはもっと小さい確率だろう。