サトノクラウン(声 - 鈴代紗弓)
「私たちは、以後の授業や練習は中止になり、西暦2023年に飛び立つことになった。はるか900年以上昔の世界線に誘われるだけあって緊張する。」
「次の日はバスに乗せられて、みんな誰もが合宿のノリでワクワクしています。荷物はこの時代のものがたくさん詰め込んでいます。あの時代に言ったら厳しいでしょうから。」
「最早2023年は授業ですら習わないし、歴史書にちょこっとだけ刻まれている位しかない。そして、移動手段がこれまた尋常ではなく、指定された空港にそれは存在していた。」
「・・・・・なんということでしょう。気が遠くなりそうな位に大昔の古代遺跡から降り立ったような飛行機がそこにあるではありませんか!案の定、周りには一目見ようと黒山の撮影者がゾロゾロ集まっている・・・・。」
「この機体は説明によると、ボーイング747-121(N747GE)。遠い遠い昔に飛んでいて、エンジンの試験用にまで使われたそうで・・・・。」
「私たちは、一列に並ばされてゾロゾロと乗り込みました。専用のタラップが架けられました。一応地球の文明が一時的に崩壊する前に導入した技術は用いていますが、如何せん関係者も部品規格が合わないと当惑しています。」
「とにかく座席がびっしり並んでいて、まるで映画館のような光景でした。言われるがままに順序よく座ります。それに、機体に乗り込む時に機首を見たら、謎の装置がついていました・・・・。」
「そして、聞いたことの無いようなエンジン音を鳴らして機体は離陸準備に入ります。シートベルトをつけるよう指示され、次に離陸中は立たないようにアナウンスが流れます。」