数字や統計は真実を明らかにするうえで必要な素晴らしい道具だが、
人の信念を変えるには不十分だし、行動を促す力はほぼ皆無と言っていい。

では、どうして数字や論理はそれほど無力なのか。
その答えは、わたしたちが「事前の信念」(簡単にいえば先入観)を持っていることと関係している。
つまり、事前の信念が邪魔をして、わたしたちは事実を受け入れがたくなっているのだ。

人間は真実を知りたがらない、ということです。
真実は人を傷つける

自己愛は人間をありのままの状態から遠ざけ、不幸を生み出す原因であることが分かりました。
そしてこの事実からある現象を説明することができます。
それが、人間は真実を知りたがらない、ということです。