立憲民主党・初鹿議員に強制わいせつ疑惑

立憲民主党の初鹿明博衆院議員(48)が、支援者の女性に強制的にわいせつ行為を働いた疑いのあることが、週刊文春の取材でわかった。
被害女性・佐藤陽子さん(仮名)が相談していた友人によると、事件が発生したのは2015年5月。
懇親会の帰途、酔った初鹿氏はタクシーの車内で女性にキスを迫るなどし、さらには、ズボンのチャックを引き下げ、
女性の顔を強引に引き寄せるなど、強制的にわいせつな行為を働いたという。
 初鹿氏に聞いた。
――陽子さんに、強制的にわいせつな行為をされた?
「あ、そう? それは知らないけど。そんなこと陽子さんが言ってるの? それはだって、誤解じゃないの?」
――犯罪に当たるような案件です。
「犯罪じゃないとは思うんだけど。陽子さんと、あの、強制ではなかったと思うんだけど」
――タクシーでわいせつな行為をされたことは?
「それはあんまり覚えてないですね。う〜ん、酔っ払ってたからわかんない。手はわかんない、握ったのかもしれない」
 改めて、事務所に取材を申し込むと、書面で次のように回答した。
「タクシーに同乗した際にご指摘のような行為を行った記憶はございません。不快に思わせる言動があったとすれば申し訳ないと思っております。
いずれにせよ、意に反したわいせつ行為をした記憶はございません」
 一方、被害女性の陽子さんは、次のように回答した。
「タクシーの中でそうした行為があったのは事実です。何度も拒否をしましたが、先生も大変酔っていらっしゃったようなので……」
 警察への被害届についてはこう語った。
「立場のある方ですし、当時は見送りました。ただ今回取材を受けて、重大な問題だと再認識しました。改めて提出を検討します」
 初鹿氏は、東大法学部を卒業後、鳩山由紀夫元首相の秘書などを経て2009年に初当選。
立憲民主党の結党メンバーの一人で、先の衆院選で3回目の当選を果たしている。
 立憲民主党を巡っては、小誌が先週号で、初当選した青山雅幸議員のセクハラ疑惑を報じ、同党は党員資格停止の処分を下したばかり。
相次ぐ性暴力問題の発覚に、立憲民主党がどのような対応をとるのか、注目される