1-5 両親の身長と息子・娘の身長の相関関係

詳細は1-1〜1-4に記載されているので、ここでは標本数・平均値・相関係数のみを再掲載する。

父親と息子(716組)
父親の身長の平均値:170.49cm
息子の身長の平均値:174.09cm
相関係数:0.40

母親と息子(695組)
母親の身長の平均値:157.79cm
息子の身長の平均値:174.14cm
相関係数:0.44

父親と娘(477組)
父親の身長の平均値:170.69cm
 娘の身長の平均値:161.11cm
相関係数:0.50

母親と娘(475組)
母親の身長の平均値:157.10cm
 娘の身長の平均値:161.15cm
相関係数:0.48

考察結果
相関係数(影響の大きさを示す。数値が大きいほど影響が大きい)の大小を比較すると、
父親と娘(0.50)>母親と娘(0.48)>母親と息子(0.44)>父親と息子(0.40)
なので、「息子よりも娘のほうに遺伝(代々続く生活様式?)の影響が強く現れやすい」と言えそうだが、
隣接する数値は似た数値であり、統計学的に見れば有意差が無く、
両親のどちらからの影響が大きいのか? については分からなかった。